メールマガジン『教育の鉄人』学級創り バックナンバー |
─ メールマガジン ───────────────────────── ■■■■■■■■■■■■■ 『教育の鉄人』 ■■■■■■■■■■■■■ 学級創り 創刊号 NO.1 1999/10/11 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ─────────────────────────────────── 『教育の鉄人』学級創り 購読ありがとうございます。 創刊号をお届けします。 ─────────────────────────────────── ■目次 ☆学級崩壊がおこるわけ ☆活き活きする学級を ☆学級創り ☆あなたは経営者 ─────────────────────────────────── ☆学級崩壊がおこるわけ 私は、教師になって17年目です。 「頼むよ」 といわれて、荒れた学級を担任することも多かったです。 崩壊した学級を立て直したことはあります。 でも、学級崩壊をさせたことはありません。 今、学級崩壊が話題になっています。 しかし、私にはどうもよくわからないのです。 学級崩壊のとらえ方です。 いろいろあると思うのですが、どれなんでしょうね。 ・すでに崩壊していた。→立て直せなかった。 ・すでに崩壊していた。→立て直した。 ・自分が崩壊させた。→立て直せなかった。 ・自分が崩壊させた。→立て直した。 少なくとも、この4パターンがあるのではないでしょうか。 雑誌などで見ると、最後のパターンが多いですね。 自分でこわしておいて立て直す…? よくわかりません。 いろいろな人の学級、授業を見せていただきます。 見ていると、うーんと考えることが多いです。 教師が、子どもを壊していることが圧倒的に多いんです。 ・指示が不明確でよくわからない。 ・さっきいったことと違うことをやる。 ・いっていることとやっていることが違う。 ・絶対許してはいけないところを許してしまう。 ・どうでもいいところを、うるさくいう。 などなど。 これであれなかったらおかしいよ と思います。 学級崩壊は教師がおこしている というのが私の考えです。 プロは、自分の責任として考えましょう。 今、学校創りに取り組んでいます。 自分の学級だけよくなっても、ダメなんです。 少なくとも、学校をよくしないと。 そのうち、学校崩壊がおこるかもしれません。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ☆活き活きする学級を 一人ひとりの子土もが活き活きする、教師も活き活きするそんな学級を創りま しょう。学級づくりではありません。学級創りです。 一人ひとりをどう育てるか、一人ひとりを活かす集団をどう創るか これから 書いていきたいと思います。 いっしょに考えていきましょう。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ☆学級創り 私がこれからお知らせするのは、基本的なことです。 基本といっても、かなり厳しいこともあると思います。 耳が痛い人もいるでしょう。 教師は一人ひとり違います。実力、キャリア、性格、勤務校の状況… 子どもも一人ひとり違います。 ですから、「これでいい」というものはありません。 基本的なことはお知らせできますが、実戦は自分で考え、行動するしかかあり ません。 日本中を探しても、どれ一つとして同じ学級はありません。 そのときだけの、オンリーワンの学級なのです。 応用については、自分でやるしかないのです。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ☆あなたは経営者 あなたは経営者です。会社でいえば社長です。お店でいえば、オーナー、あ るいは店長です。総責任者です。 責任者として大切なことは、すべて自分の責任として考えることです。 教育界ほどいい加減なところはありませんね。 成果が上がらなくても「子どもが悪い、親が悪い、社会が悪い」で通ってし まいます。給料もダウンしません。 会社だったらどうなりますか。倒産しますね。 お店だったらどうなりますか。つぶれますね。 責任をとるのは、総責任者です。 責任をとる覚悟はありますか。 覚悟というのは、子ども、親、社会のせいにしない ということです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 彡)))) メールマガジン『教育の鉄人』学級創り бб 執筆、発行 杉渕鉄良 ーノ メールアドレス tecyan@sannet.ne.jp ホームページ http://www.geocities.co.jp/Berkeley/5802/ 配信:まぐまぐ ID:0000018952 http://www.mag2.com/ パブジーン ID:002647 http://www.pubzine.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【購読変更・解除】はこちらからどうぞ。 パブジーン http://www.pubzine.com/detail.asp?id=2647 |
─ メールマガジン ───────────────────────── ■■■■■■■■■■■■■ 『教育の鉄人』 ■■■■■■■■■■■■■ 1999/10/29 彡彡彡彡入ミ http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/5802/ | ̄熱血!_| | ̄δ ̄δ | 【 学 級 創 り 】 NO.2 d " つ " b ∩ 人 ▽ ノ (目 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ─────────────────────────────────── 『教育の鉄人』学級創り 購読ありがとうございます。 第2号をお届けします。 ─────────────────────────────────── ■目次 ☆学級創りの工夫 ☆学級の実力を測る ─────────────────────────────────── ☆学級創りの工夫 見方・考え方を変えてみましょう ある授業を見ました。国語の授業でした。 話し合いをしていました。 すごく声が小さい子がいました。 「聞こえません」 「聞こえないよー」 「もっと、大きな声でいって下さい」 の大合唱。 先生までが、 『大きな声でいいなさい。聞こえないでしょう』 という始末。 その子の声は、大きくなるどころかますます小さくなりました。 確かに、その子の声はとても小さかったです。私が耳をすませてもよく聴こ ませんでした。 聴き手を意識していなかったかもしれません。 指摘されてもしかたがないのです。 でも、ちょっと待ってください。 指摘されて、その子の声は大きくなりましたか。 なりませんね。 それどころか、ますます小さくなりました。 最後は、涙ぐんでいました。 次の機会に、大きな声で発言するでしょうか。 「もう、しない」と思ったのではないですか。 子どもたちも先生も、よかれと思ってしたことでしょう。 しかし、私には逆効果に思えました。 みなさんだったら、どういう指導をしますか。 (続きは、次号で) ─────────────────────────────────── ☆学級のの実力を測る その学級の子どもたちを見なくても、授業を見なくても、学級の実力がわか ります (学級の実力=教師の実力 といってもいいでしょう) 靴箱を見ます。 教室内を見ます。 これで、90%以上わかります。はずれたことはほとんどありません。 →あなたの学級の靴箱を見てください。 教室内を見てください。 →机 いす(きちんと机の中に入っていますか) 机の上が乱雑ではありませんか。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ●インフォメーション 今、学芸会に向けて取り組んでいます。 そのうち紹介しますね。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 彡)))) メールマガジン『教育の鉄人』学級創り бб 執筆、発行 杉渕鉄良 ーノ メールアドレス tecyan@sannet.ne.jp ホームページ http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/5802/ 配信:まぐまぐ ID:0000018952 http://www.mag2.com/ パブジーン ID:002647 http://www.pubzine.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ |
─ メールマガジン ───────────────────────── ■■■■■■■■■■■■■ 『教育の鉄人』 ■■■■■■■■■■■■■ 1999/11/4 彡彡彡彡入ミ http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/5802/ | ̄熱血!_| | ̄δ ̄δ | 【 学 級 創 り 】 NO.3 d " つ "b ∩ 人 ▽ ノ (目 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ─────────────────────────────────── 『教育の鉄人』学級創り 購読ありがとうございます。 第3号をお届けします。 ─────────────────────────────────── ■目次 ☆学級創りの工夫 自分が動く ☆学級の実力を測る 音を聴く ─────────────────────────────────── ☆学級創りの工夫 前回の続きです。 3号から購読する方のために、前回分を引用します。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ある授業を見ました。国語の授業でした。 話し合いをしていました。 すごく声が小さい子がいました。 「聞こえません」 「聞こえないよー」 「もっと、大きな声でいって下さい」 の大合唱。 先生までが、 『大きな声でいいなさい。聞こえないでしょう』 という始末。 その子の声は、大きくなるどころかますます小さくなりました。 確かに、その子の声はとても小さかったです。私が耳をすませてもよく聴こ ませんでした。 聴き手を意識していなかったかもしれません。 指摘されてもしかたがないのです。 でも、ちょっと待ってください。 指摘されて、その子の声は大きくなりましたか。 なりませんね。 それどころか、ますます小さくなりました。 最後は、涙ぐんでいました。 次の機会に、大きな声で発言するでしょうか。 「もう、しない」と思ったのではないですか。 子どもたちも先生も、よかれと思ってしたことでしょう。 しかし、私には逆効果に思えました。 みなさんだったら、どういう指導をしますか。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 私の場合も似たようなことがありました。 次のように指導しました。 『みんなは、○○さんの声が小さいといいましたね。では、○○さんの近くに 行ったらどうですか』 子どもたちは、1年生(私が指導したのは6月です)。 私はさっと○○さんの近くに動きました。子どもたちも近くにきました。 『○○さん、いってみて』 ○○さんが話し始めました。 今度はよく聴こえます。 「先生、今度はよく聴こえた」 「○○さんが何をいっているかわかった」 「近くに行けばいいんだね」 「近くに行くと聴こえるんだね」 いかがですか。 このときから、「聞こえませーん」はなくなりました。 声が小さい子が発言すると、子どもたちはその子のそばに行くようになり ました。 「聞こえませーん」これは、人のせいにしています。自分は何もしません。 相手が悪い ということになってしまいます。 もちろん、声が小さい子もよくないんです。聴き手意識が育っていませんか ら。 でも、それを指摘されても直りません。 それよりは、自分が動けばいいのです。 その子の近くに行けば、聴こえます。 自分が動くと、いろいろなことが変わってきます。 ・聴こうとします。 ・話し手の目を見ます。 ・うんうんなどと、反応して聴くようになります。 劇的な変化です。 やってみてくださいね。 これは、学級創りの根幹部分でもあるのです。 人のせいにしない。まずは、自分が動く。 極秘伝です(笑) あらゆることをこの観点で考えるようになってから、私の学級は飛躍的によ くなりました。 ・けんかがない。 ・男女の仲がいい。 ・仲間はずれをしない。 ・いじめがない。 などなど。 相手を責めなくなりますからね。このような変化が起こるのです。 責められないと、「私が悪かった」と反省するものです。 これが実感できたとき、変わります。 相手を責めるのではなく、自分に何ができるか考え行動するのです。 まずは、教師がやってみてください。 次回は、「自分に何ができるか」かの演習をします。 例題 忘れ物をする子の指導 だめな例「どうして忘れ物をするの」 これは、教師が正義、子どもが悪という図式です。 相手を責めています。 自分が動いていません。 さあ、あなたならどうしますか。 考えて、実践してください。 よろしかったら、実践例を教えてくださいね。 ─────────────────────────────────── ☆学級の実力を測る 音を聴いてください。 学級でどんな音がしていますか。 いすをひくぎーっという音はしていませんか。 育っていない学級は、ものすごい音を出していますね。 教師も子どもも氣づかない… 感覚がだんだん鈍くなっていきます。 声がきたなくなります。どなる感じになっていきます。 教師の声も大きくなります。 掃除のときも喧噪をきわめます… もっと、音に敏感になってほしいものです。 次に紹介するのは、私の友人阿部先生の授業です。 4年生の授業 注目すべきは音読以前の指導でした。私も同じ指導をしてい ます。やはりと思いました。 立ち方の指導です。子どもたちは、いすの音を立てて立ちました。 阿部先生が指導します。 「すっとたてるかな。」 やらせます。さっきより音がしなくなりました。 「いすを動かしている人がいますね。動かさないで立つように。そのためには いすの位置をどこにしたらいいでしょう」 子どもたちが、すぐ立てるようにいすの位置を調整します。 今度は、すっと立ちました。 腰掛けさせるときも同様に指導しました。 次は教科書の持ち方、そして置き方の指導。 「ぱたんと音を立てて教科書をおいていますね。音を出さないでおけるかな」 見事に音がしなくなりました。 この間3分くらいでしょうか。 子どもたちは静かに立ち、静かに腰掛けるようになりました。教科書を机に おくとき、音を立てないようになりました。 普通の人が1年かかってもできないことを、3分で指導してしまいました。 さすがですね。 音読の指導で大事なのは、耳を鍛えることです。耳の感度をよくすることで す。 いすの音をギーとさせる、教科書をばたんと置く。これでは、育ちません。 音に対して不感症になっているからです。 わずか3分の中にプロの指導を見ました。 私も同じように指導しています。 音読の授業を見せていただくとき、ちょっと見ればその学級の実力がわかり ます。授業前にわかってしまうのです。 立つときの音でわかります。 さらに 子どもの表情、立ち方、姿勢 これでわかります。 99%あたります。 みなさんはどのように指導していますか。 この3分間の指導は、すべてにおいて有効です。 ぜひ、やってみてください。 雰囲氣ががらっと変わりますよ。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ●インフォメーション 学芸会に向けて取り組んでいます。 ステージを使っての練習が始まりました。 子どもたちは、日に日によくなっています。 いわれなくても自分たちで工夫しています。 こうなると楽しいですね。 行事は、学級創りをする絶好の機会です。 全員の力を発揮させましょう。 協力することのよさを実感させましょう。 一人ひとりの眠っている力を引き出しましょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 彡)))) メールマガジン『教育の鉄人』学級創り бб 執筆、発行 杉渕鉄良 ーノ メールアドレス tecyan@sannet.ne.jp ホームページ http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/5802/ 配信:まぐまぐ ID:0000018952 http://www.mag2.com/ パブジーン ID:002647 http://www.pubzine.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ |
─ メールマガジン ───────────────────────── ■■■■■■■■■■■■■ 『教育の鉄人』 ■■■■■■■■■■■■■ 1999/12/19 彡彡彡彡入ミ http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/5802/ | ̄熱血!_| | ̄δ ̄δ | 【 学 級 創 り 】 NO.4 d " つ "b ∩ 人 ▽ ノ (目 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ─────────────────────────────────── 『教育の鉄人』学級創り 購読ありがとうございます。 第4号をお届けします。 ─────────────────────────────────── ■目次 ☆学級創りの工夫 忘れ物をする子の指導 ─────────────────────────────────── ☆学級創りの工夫 忘れ物をする子の指導 忘れ物が多い と悩んでいる人がいます。 けっこう多いのではないでしょうか。 ひどい人になると、 「授業を受けさせません。担任の先生と勉強してきなさい」 と追い出すのです(専科の授業 こういう人を、なんにもせんか というのですね) これってかなりおかしいですね。 しかし、本人はいい指導をしていると思っているのですから、始末におえません。 ここまでひどくなくても、私から見て?と思うことはたくさんあります。 忘れると、罰当番として掃除をやらせる… 忘れ物をさせないために、親にしつこくいう。 教師も子どもも親もきりきりします。 それでも、忘れる子がいます。 忘れないことがそんなに大事なのでしょうか。 大事なのは、授業を通して子どもを伸ばすことではないでしょうか。 いつの間にか、忘れ物をさせないことに意識がいっています。 子どもを伸ばすことを忘れています。 これが本当の「忘れ物」なんですけどね。 よく相談を受けます。「忘れ物をさせないようにするにはどうしたらいいですか」 またか…説明してもわからないことが多いのです。 発想が違うので、私のいうことがわかってもらえないのです。 少数ながら、わかってくれた人は行動し始めます。 例えば、次です。 赤鉛筆の忘れ物が多かったそうです。 「いくら指導しても、忘れる子がいる」 というのです。 「次のようにしてみてください」 赤鉛筆を、50本くらい買ってくる(ちょっとお金がかかりますけどね)。けずる。 それを箱に入れておく。 答え合わせの前に 「忘れた人は、借りにおいで」 といいます。 忘れた子には貸してあげるのです。 「そんなことしたら、いつまでたってももってきませんよ」 「あなたは、やったことがあるんですか」 「ありません。でも…」 「まあ、やってみてください」 少なくとも、教師はきりきりしなくなります。 忘れた子には、貸せばいいのです。 子どももきりきりしなくてすみます。 忘れたときは、先生が貸してくれるのです。 報告がありました。 1か月もしないうちに、忘れる子はほとんどいなくなったそうです。 中学校の先生でも、実践した人がいます。 やはり、忘れる子が少なくなったそうです。 これを、半年続けましょう。 それでも毎回もってこない子に対しては、その子に赤鉛筆をあげるのです。 その子の名前をていねいに書いて、赤鉛筆をプレゼントするのです。一言添えて。 10か月過ぎてももってこないようなら、 「そろそろ、赤鉛筆もってこようね」 といえばいいのです。 こんな感じでやっていくと、忘れ物する子は自然に少なくなっていきます。 教師の意識も変わります。 忘れ物で悩んでいる方、やってみませんか。 次号では、この指導の解説をしたいと思います。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ●インフォメーション 学芸会後、学校づくりに集中していました。 そのため、メルマガは冬眠中でした。 ごめんなさい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 彡)))) メールマガジン『教育の鉄人』学級創り бб 執筆、発行 杉渕鉄良 ーノ メールアドレス tecyan@sannet.ne.jp ホームページ http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/5802/ 配信:まぐまぐ ID:0000018952 http://www.mag2.com/ パブジーン ID:002647 http://www.pubzine.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ |
─ メールマガジン ───────────────────────── ■■■■■■■■■■■■■ 『教育の鉄人』 ■■■■■■■■■■■■■ 1999/12/25 彡彡彡彡入ミ http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/5802/ | ̄熱血!_| | ̄δ ̄δ | 【 学 級 創 り 】 NO.5 d " つ "b ∩ 人 ▽ ノ (目 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ─────────────────────────────────── 『教育の鉄人』学級創り 購読ありがとうございます。 第5号をお届けします。 ─────────────────────────────────── ■目次 ☆学級創りの工夫 あたたかく接する ─────────────────────────────────── ☆学級創りの工夫 忘れ物をする子の指導2 忘れ物、昔から問題にされていることですね。「廊下を走らない」と同じくらい改善されないことではないでしょうか。 前号に書きました。 大事なのは、授業を通して子どもを伸ばすことではないでしょうか。 いつの間にか、忘れ物をさせないことに意識がいっています。 子どもを伸ばすことを忘れています。 これが本当の「忘れ物」なんですけどね。 ともすると、最初の目的を忘れてしまいますね。 人間の習性でしょうか? まずは、原点にかえりましょう。 「授業を通して子どもを伸ばす」にかえります。 そうはいっても、忘れ物で困っていることは事実です。 何とかしなければと思います。 ここで、多くの方が間違います。 子どものせいにしてしまうのです。 「忘れ物する子が悪い」と思ってしまうのです。 子ども側から見てみましょう。 だれだって「忘れ物をするのはよくない」「自分が悪い」とは思っています。 その子なりに、反省もしています。 しかし、教師にいわれるとかちんとくるのです。 意地になるのです。 なぜって? 先生が、自分に対して何もしてくれないからです。 冷たいからです。 厳しく注意されたり、怒られたりすると、子どもは「自分は愛されていない」と思ってしまいます。ですから、教師の思いと逆の方向に走ってしまうのです。 まずは、あたたかく接しましょう。 忘れた子のために、いろいろとグッズを用意しておきましょう。鉛筆、赤鉛筆、消しゴム、教科書、ノート、絵の具など。 子どもたちは、安心します。「この先生は、忘れ物をしても怒らない」「怒らないどころか、にこにこして貸してくれる」とうれしくなります。 自分が困ったとき、先生は助けてくれる。「ぼくが悪いのに、先生は、ぼくを責めない。それどころか、フォローしてくれる」と思うようになります。 このように子どもに接します。 子どもたちは、だんだんいうことを聴くようになります。 なぜって? 人間は、自分を愛してくれる人のいうことはよく聴くものだからです。 みなさんだって、そうではありませんか。 同じことをいわれても、素直に聴けるときと、反発するときがあるでしょう。 この人のいうことは聴きたくない!と思うことはありませんか? その通りだけど「こいつのいうことは聴きたくない」と思うことはありませんか? 私はありますよ(笑) 子どもにあたたかく接しましょう。恋人に接するように。 思っていてもだめです。 具体的に。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ●インフォメーション 2学期が終わりましたね。終わりは3学期の始まりでもあります。 私は6年生の担任です。 子どもたちとの生活も、残り少なくなってきました。 もっともっと私にできることをしたいな と思っています。 みなさん、よいお正月を! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 彡)))) メールマガジン『教育の鉄人』学級創り бб 執筆、発行 杉渕鉄良 ーノ メールアドレス tecyan@sannet.ne.jp ホームページ http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/5802/ 配信:まぐまぐ ID:0000018952 http://www.mag2.com/ パブジーン ID:002647 http://www.pubzine.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ |
─ メールマガジン ───────────────────────── ■■■■■■■■■■■■■ 『教育の鉄人』 ■■■■■■■■■■■■■ 1999/1/5 彡彡彡彡入ミ http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/5802/ | ̄熱血!_| | ̄δ ̄δ | 【 学 級 創 り 】 NO.6 d " つ "b ∩ 人 ▽ ノ (目 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ─────────────────────────────────── 『教育の鉄人』学級創り 購読ありがとうございます。 第6号をお届けします。 あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。 もうすぐ3学期ですね。 学級は、順調に育っていますか。 育っているという方は、チャンスです。 もっともっと伸ばしてください。 あまり育っていないという方、チャンスです。 これからグンと伸びますから。 ─────────────────────────────────── ■目次 ☆学級創りの工夫 成長の過程を見る ─────────────────────────────────── ☆成長の過程を見る 私事ですが、こんなことがありました。 息子(1年生)は、私と違って温厚な性格です(笑) 競争心というものが、まるで感じられませんでした。 何かやって負けても、悔しがることはありませんでした。 家内に、 「負けて悔しくないの!」 といわれても、 「悔しくない」 と答えていました。 ところが、最近変わってきたのです。 家族でカルタをやっていました。 私に負けて、大泣きしたのです。 おお、ようやく競争心が出てきた!と喜びました。 喜んでいる私とはうらはらに、 「負けたくらいで、どうして泣くの!」 「それくらいで、泣くんじゃありません」 の声。 おいおい、前は「負けて悔しくないの!」っていっていたんだよ。喜べばい いじゃないの。すごい成長なんだから。 私は、家内にいいました。 「そうか、確かに前はそうだったわね」 ときとして、前のことはすっかり忘れてしまっていることがありますね。 目の前の子どもだけを見て、何かをいってしまいます。 今の子しか見ていないのです。 そうすると、否定してしまうことが多いですね。 3学期になると、タイムリミットがせまってきます。 きりきりしてくる人もいると思います。 子どもができなくてイライラすることもあるでしょう。 そんなときは、今のその子しか見ていません。 ぜひ、成長の過程を見てください。 その子の成長過程を見て、成長を喜んでくださいね。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ●インフォメーション もうすぐ3学期です。 ぼーっとしているとあっという間に3月になってしまいますね。 ゆっくり急げというところでしょうか。 共に、楽しくがんばりましょう! 3日に、たこあげ大会がありました。 子どもたちは、もらった景品に夢中。 たこあげに夢中になったのは私でした。 糸がなくなるまで高く上がりました。すごいでしょう。 夢中になってやっていたのは、みんな大人でした(笑) 「見て見て、すごいでしょう」 「うん」 息子と娘の目はすぐ景品に… たこあげ大会は、大人のためにあるんですね(笑) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 彡)))) メールマガジン『教育の鉄人』学級創り бб 執筆、発行 杉渕鉄良 ーノ メールアドレス tecyan@sannet.ne.jp ホームページ http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/5802/ 配信:まぐまぐ ID:0000018952 http://www.mag2.com/ パブジーン ID:002647 http://www.pubzine.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ |
─ メールマガジン ───────────────────────── ■■■■■■■■■■■■■ 『教育の鉄人』 ■■■■■■■■■■■■■ 1999/1/13 彡彡彡彡入ミ http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/5802/ | ̄熱血!_| | ̄δ ̄δ | 【 学 級 創 り 】 NO.7 d " つ "b ∩ 人 ▽ ノ (目 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ─────────────────────────────────── 『教育の鉄人』学級創り 購読ありがとうございます。 第7号をお届けします。 ─────────────────────────────────── ■目次 ☆学級創りの工夫 とっさの一言 ─────────────────────────────────── ☆とっさの一言 冬休みのことです。 公園で子どもたちが遊んでいました。姉妹のようです。 羽根突きをしていました。 何度やっても、お姉ちゃんが勝ちます。 しまいに、小さな妹は泣き出してしまいました。 どうするかな? 今度は手加減してやるのかな? 「ねえ、どっちが勝ったじゃなくて、何回続くかやろう」 妹がぴたっと泣きやみました。 さっきまでとは別人です。 にこにこしてやっています。 どんどんうまくなります。 20回以上続くようになりました。 私は、すっかり感心してしまいました。 勝ち負けにこだわる妹、悔し泣きする妹の態度が一変しました。 お姉ちゃんの一言で。 実に見事な一言です。 とっさの一言 なかなかいえるものではありません。 勝ってうれしい人がいれば、負けて悔しい人がいます。 勝負の宿命ですね。 それを変換しました。 勝負から記録づくりへの変換です。 どちらかから2人でへの変換です。 勝ち負けはありません。 2人が力を合わせないと記録は伸びません。 自然に力を合わせます。 相手の打ちやすいところへ打ちます。 どんどん上手になります。 学級づくりの秘訣は、このへんにあると思いました。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ●インフォメーション 3学期が始まりました。 「やっと、だれもいなくなるわ」 家内がいいました。 長すぎる休み 考え物ですね(笑) 価値が薄くなります。 私も子守りに疲れました。 ようやく休める(笑) 励ましのメールをくださった方々 ありがとうございました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 彡)))) メールマガジン『教育の鉄人』学級創り бб 執筆、発行 杉渕鉄良 ーノ メールアドレス tecyan@sannet.ne.jp ホームページ http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/5802/ 配信:まぐまぐ ID:0000018952 http://www.mag2.com/ パブジーン ID:002647 http://www.pubzine.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ |
─ メールマガジン ───────────────────────── ■■■■■■■■■■■■■ 『教育の鉄人』 ■■■■■■■■■■■■■ 2000/1/20 彡彡彡彡入ミ http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/5802/ | ̄熱血!_| | ̄δ ̄δ | 【 学 級 創 り 】 NO.8 d " つ "b ∩ 人 ▽ ノ (目 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ─────────────────────────────────── 『教育の鉄人』学級創り 購読ありがとうございます。 第8号をお届けします。 今、「生きてる」という感じを持っていますか。 教師も 子どもも ─────────────────────────────────── ■目次 ☆学級創りの工夫 子どもの味方 ─────────────────────────────────── ☆ 正面から見る、横から見る。 いろいろな見方があります。 自分の視点だけで見て、判断してはいませんか。 自分が正しいという前提にたつと、子どもが見えません。 フラットに見ましょう。 頭でなく、内部の感覚で見るのです。 こうだ と決めつける見方 見えていても見えません。 存在しているのに、見えないのです。 見えていると錯覚してしまうのです。 子どもの見方は、子どもの味方 角度を変えて 見てごらん ほら 見えてきた いいところ 見方が変われば 指導が変わる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ●インフォメーション 発行年を1999としていました。 今回から、2000にします。 どうも流行には疎いものですから(笑) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 彡)))) メールマガジン『教育の鉄人』学級創り бб 執筆、発行 杉渕鉄良 ーノ メールアドレス tecyan@sannet.ne.jp ホームページ http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/5802/ 配信:まぐまぐ ID:0000018952 http://www.mag2.com/ パブジーン ID:002647 http://www.pubzine.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ |
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