厚みをつける 

 
  厚みをつける

 杉渕流のシステム 厚みをつける
 これが大きな差となる。

 薄っぺらい人間は、すぐ、化けの皮がはがれる。
 メッキ、表面だけである。
 中身があるか、すかすかかの差である。
 
 ただ「できる」
 同じ「できる」でも、大きな差がある。
 差は、次のときにあらわになる。
 ・コンディションが悪いとき
 ・緊急の状況


 同じように見えて大きな差がある。
 その差が学級の差でもある。

  学級でいえば、
  ・月曜日(休み明け)
  ・5、6時間目
  ・専科の授業
  ・行事…移動教室など
  ・行事が終わったあと

  厚みがないものは、もろい、弱い。
  すぐ倒れる。
  平常時は、わからない。わかりにくい。
  しかし、非常時は、その差がはっきりする。
  台風で、倒れる木、びくともしない木のさである。


 縦に伸ばしたら、厚みをつけること。
 教師の意識は、縦のみの人が多い。
 
  かけ算の例

  九九→10マス→100マス→100マスダブル
  ↓
  ・穴あき九九
     7×( )=28
     ( )×4=28

 九九は私レベル
 しかし「穴あき九九」は、全然できない。
 同じように見えて、同じではない。
 厚みがないのである。
 →応用がきかない。

  これができない。

  ・逆かけ算(わり算)
     28÷7=

 逆からやること  3年生の学習へのつなぎ

 例 音読

 ふつうは、国語の授業でしかあつかわれない。
 しかも、あまり意識されない。
 だから、上達しない。

 すべてにおいておこなう。
 社会の教科書を読む。算数、文章題を読む。
 あらゆる機会にやらせる。

 バリエーション
 音読、暗唱、表現読みなど。

 いろいろな面における厚み

 サッカー
 強いチームと弱いチーム
 ・前半は強いが後半は弱い。
 ・グランドコンディションがいいときは強いが…
 雨、雪などのときは、がくんと力が落ちる。
 暑さ、寒さの影響を受ける。

 「厚み」とは、それらの影響を受けないことである。

 ワークテスト 同じ100点でも、雲泥の差がある。
 そのテストだけでは、差がわからない。
 天と地ほどの差である。

 長期になると
 状況が変わると
 コンディションが悪くなると
 差が見えてくる。

 好調ときは、差が見えにくい。
 不調のとき、差が見えてくる。
 これも厚みの差である。

 道を外れると、極端に弱くなる。
 応用が利かない。
 臨機応変にできない。
 それ以外はできない。

 ★厚みをつけるには

 反復→習熟
 ・そのもの
 ・角度を変えて
 ・教える(説明)
 ・分析

 九九の例

  ・そのもの…カード、10マス計算、100マス計算など
  ・角度を変えて…穴あき九九、逆かけ算など
  ・教える…苦手な子に教える
  ・分析…いろいろ、苦手なところと得意なところ、速くなるコツ
      


 ★杉渕流 厚みをつけるシステム

  そのもの

  分析

  教える

  広さ、高さ、深さ、厚み
  杉渕流のシステムの「厚み」部分。

  これから研究していく部分