マンネリ打破 |
マンネリ打破
2学期も後半戦突入、学級差がついてくるときである。 伸びる学級、停滞する学級は、どこが違うのだろうか。
今回は、マンネリ化するか否かという視点で考えてみたい。
よく、「子どもが飽きちゃって」という話を聴く。
はたしてそうだろうか。
私は次に酔うに考えている。
これから、どうしたらいいかわからない。次の一手が見つからないから、
停滞するのである。心の停滞が、実践の停滞を生む。 意識、パワーとにもがくんと落ちる。
だから、子どももダウンするのである。 マンネリを打破するために
先日の阿部肇さんと話をした。
漢字ボーリングの話である。 停滞させないための工夫がある。 私にもある。
次の一手である。 どんどん高い要求を出していくこと
「できない」と思うのは教師(これが停滞させる原因)。 やらせればできる。 上限を決めてはいけない。 しんかが問われる。進化、深化、新化、真価 かけ算の指導
九九ができない子から、できる子まで
到達ラインを下げると、もっと下がる。
レベルを下げれば、全員達成できるというのは素人の考え。
下げた分、到達する子も減る。
レベルを上げること。
難しいけど簡単なこと、簡単だけど難しいこと
難しいといっても、よく見れば、簡単なことの組み合わせ。
どんどん難しいことを教えればよい。
やらせればよい。
教師が上限を決めると、子どもはそこまでしかいかない。
上限を決めなければ、もっともっと伸びるのである。
その例をあげよう。
★☆かけ算の活用、応用★☆
公倍数
6年生で扱う問題であるが、2年生で十分できる。
共通項を見つければいい。
2桁×1桁
24×3
/\
20 4
20×3=60 60 答え 72
4×3=12 +12
72
このようにすれば、2年生でも計算できる。
ハードルを高くする場合は、3桁にすればいい。
ツリー
24 24
/\ /\
3 8 4 6
/\ /\ /\
2 4 2 2 2 3
/\
2 2
文章問題
倍の概念を教える。
難しいことも、簡単なことの組み合わせ。
まずは、これがわかることが大切。
「難しい」と思い込むと、前進しようとしない。
簡単なことを1つずつやっていけば、解けてしまう。
ちょっと変な問題であるが(笑)まあ、よしとしよう。
2年生としては、かなりひねった問題である。
7×7=49
49−4=45
60−45=15
答え 15杯
このようなことをしていいのだろうか。
「10000までの数」
生活科「主事さんの仕事」で、落ち葉拾いをやっている。
毎日やっている。
拾っても拾っても、次の日には山のようにある。
主事さんの大変さがわかっただろう。
数を数えながら拾う。
班で、拾った枚数を合計する。
→たし算である。
クラスで合計
それを5日間続けたとすると…
かけ算である。
一番多く拾った班と、少ない班との差は?
このように、学習をリンクさせる。
算数は算数、生活科は生活科、これでは子どもは伸びない。
教科があって子どもがあるのではなく、子どもがあって教科があるので
ある。 ノート指導を重点的にやっている。
すべてにおいて有効である。
マンネリ化しないためには、教材研究をすること(当たり前)
・子ども研究
「これでよし」と思わないこと
「どこまでも伸びる」1日10回はいうこと
上限を決めないということ
たえず、次の一手を考えること
・教材の配列から
・子どもの成長度から
この2点をふまえないとうまくいかない。
やさしすぎても難しすぎてもだめ、適度な負荷が必要である。
教師が子どもをよく見ている
次なる課題が、明確になる。
問題は、具体的な手が打てるかどうかである。
もう一つは、ものを持っているかどうかである。
持っていなければ、手の打ちようがない。
しかし、持っていても具体策がなければないものと同じである。
次の一手は、
・子ども研究
・教材研究
の両方が必要。
次なるステップを示す。
具体的なことを教える。
考えさせる。
ノートに考えを書かせる。
氣づいたことを
発言させる。
意見の交流。
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