雰囲氣づくり


  
   雰囲氣づくり

   運動会のシーズン。

   私は、応援団担当になりました。
   1回目の練習を教室で行いました。
  
   自己紹介などしません。
   いきなり練習に入ります。
   
  「ふれーっ、ふれーっ、神小」
   団長2人に、声を出させました。
   (前の日、リハーサルをしました)
   2人とも、声が大きいのです。
   いい声が出ていました。
   教室が、びりびりきました。
  「さすが応援団長。すごい声ですね」
  「すごい」
  「すごく大きな声」
   みんなの目が輝いています。
   やろうという雰囲氣ができました。
  「さあ、みんなもやってみましょう。行くぞー」
  
   出ました。
   すばらしい声です。
  「すごいねー。1回目でこんなに声が出るなんて。すごい」
  「先生、もっとやりたい」
   リクエストに応えて、やりました。
   さらに大きな声が出ました。
  
   いつの間にやら、大観衆。
   教室は鈴なりです。
   大観衆のリクエストに応え、もう1回やりました。
  「いっしょにやりましょう」
   まわりの子もいっしょに「ふれーっ、ふれーっ」
  
   練習が終わりました。
   もっとやりたいと自分たちで練習していました。
  
  
   最初が肝腎ですね。
   スタートでのせてしまうと、一氣に行けます。
   「やりたいな」「やろう」という雰囲氣をつくる。
   ここに神経を使いたいものです。
  
   ポイントは
    ・すぐ練習に入る。
    ・団長が大きな声を出す。
     (リハーサルしておく)