加速する杉渕学級 



  加速する杉渕学級

  2学期も、後半になりました。
  杉渕学級は、超特急、加速モードに入ります。
  
  今取り組んでいることをお話しします。
 
  ◆10マス計算
  制限時間は、5秒(笑)
  「10秒制限での(記録)と5秒制限での5秒」
  まったく違います。
  簡単にいえば、プレッシャーが違うのです。
  多くの子が、楽に8秒切っています。
  10秒制限では、楽々できるのです。
  そうなると、刺激がなくなってきます。
 「いつでも切れる」
 と油断が生じます。
  そこで、ステップアップ。
 「今日から、制限時間を5秒にします」
 「えーっ」
  さすがに衝撃が大きかったようです。
 「8秒じゃないの?」
 「1月30日の発表のときは、3秒にしますから」
  もちろんジョークです
 「いいよ」
 「やる!」
  こういうジョークが、ジョークになりません。
  彼らが語ると、現実味を帯びるのです。
  なぜって、速い子は1秒、3秒以内の子は、半数いるのですから…
  すさまじいスピードです。
 「よーい、どん」
 「1…2、3…」
  カウントします。
 「5」
  ※実際には、5.8秒くらいでしょう。
  制限時間10秒とは、まるで緊張感が違います。
  ものすごい緊迫感です。
  見ている方は、おもしろいです。
  やっている方は、大変でしょう。
 「きつい」
 「できた」
 「できるよ」
  できるという子が多かったですね。
 「2列目、+1、よーい、どん」
  このようにしてやっていきました。
  たし算とかけ算です。
 
  もちろん、全員が5秒切れるわけではありません。
  切れなくてもいいのです。
  大切なのは、挑戦する心です。
  教師サイドとしては、刺激を与えるということですね。
 
  「これでよし」と思った瞬間から、下降します。
  私の場合「これでよし」と思った瞬間から、ステップを上げます。
  加速モードに突入させるのです。
  子どもたちは、ある程度「できる」という自信をもっています。
  ですから、挑戦するのです。
 「やだー」
 という子がいないのも不思議ですね。
 
  次回は、あまりある100題わり算編です。
  ここで「いやだー」というのは、私です。
  子どもvs杉渕のバトル
 
 

  教師と競争
 
  取り組みを始めてから1か月半。
  35人中、31人が2分を切っています。
  たし算、かけ算(穴あき九九も)、ひき算とステップを踏んできました。
  難度が高いあまりあるわり算も、もうすぐクリアしそうです。
 
  先日、子どもたちにせがまれて競争しました。
  どうしてもやってほしいというのです。
  ただやるだけではおもしろくありません。
  一番ゆっくりの子と競争することにしました。
  鈴なりの教室。
  ものすごい盛り上がりです。
  今までの最高記録が40題だったHさんが48題までいきました。
  私は…42題
 「先生、遅いね」
  子どもたち、余裕のコメントです。
 
  教師との競争
  たまにはいいですね。
  すくなくとも、Hさんは力が伸びました。
  私と競争するときは、氣合が入っていましたね。
  顔つきが違いました。
  
  それからです。
  Hさんがやる氣になったのは。
  サクセスストーリーの始まりです。
 
  ときに、教師との競争はいかがですか。
  いい刺激になりますよ。
 
 
  Tさんの場合
 
  能力ある子、ただ練習しない子です。
  納得しないとやらないタイプ、担任に似ています(笑)
  今日は、顔が違っていました。
 「先生、Tさん練習してきたって」
  自分からはいわないのです。
  そういうタイプですね。
  このへんは、私と違います(笑)
  はたして?
  記録は、1分37秒。
  初合格が、1分30秒台!
  すごい!
  ちょっと練習しただけで、いきなり30秒も縮めたのです。
  「ちょっとの努力」
  この子が、すごい努力をしたら…
  どれくらい伸びるのでしょう。
  みんなで喜びました。
  2分切りは、計31人になりました。
 
  Tさんの家庭学習ノートを見ました。
  プリントがはさんであります。
  100題わり算のプリントです。
 「1枚、2枚、3枚(番長更屋敷か?)おしまい」
  なんと、8枚ありました。
  表裏両面刷りですから、計1600題練習してきたことになります。
  ようやく、やる氣になったな。
  やる氣になったときのTさんはすごいですね。
  もともとの才能がすごいからね。
 
  連合音楽会のため、毎日ピアノを必死で練習していました。
  その必死さがほしかったのです。
  この子が真剣に練習したら、努力したら…
  というくらい、才能に恵まれています。
  ようやく芽が出てきました。
  旬は、まだまだ先ですけどね。

  2分切りプロジェクト
 
  2分切れない子のスピードアップをはかります。
  その子だけだと、なかなか上達しません。
  練習しない、練習不足、効率のよくない練習…
  うまくいっていないから、2分切れないのです。
  合格した子がかかわります。
  ※というと、ほとんどの子がかかわることになります。
  今日から、プロジェクトチームを編成。
  2分切れない子に対するアシストをおこないました。
  切れない原因を分析し対策を練るのです。
  一番スローな子、3列目中盤までは速いです。
  25題を30秒でクリアしています。
  そこから、えらく時間がかかります。
  25題やるのに、1分30秒かかっているのです。
   3列目後半から、急激にスピードが鈍ります。
  このへんを練習すればいいのです。
  前半25題のレベルにもっていけばいいのです。
 
  さっそくプロジェクトチームをつくりました。
  はたして…
 
  明暗がわかれました。
  Aくんは、やる氣をなくしてしまいました。(笑)
  まわりの子が、いろいろいいすぎたのでしょう。
  男のプライドが許さなかったのだと思います。
  指導を拒否。
  そうだろう、そうだろう。
  だったら、自分でやりなよ(笑)
  維持を見せてみろAくん!
 
  一方、一番スローなHさんチーム。
  見ていると、Iくん、0さんは、教え方がうまいですね。
  きっちり分析しています。
 「3列目と4列目が遅いよ。1列目、2列目と5列めは、けっこう速い」
 「3列目、4列目を練習しよう」
  練習開始。
 「わかった。ひき算が遅いんだ」
  商立てはできるのです。
  あまりの計算が遅いのです(つまり、ひき算に時間がかかるのです)。
 「これは、もう『6』って覚えた方がいいよ」
 など、熱心にやっていました。
 
  さて、これからいったいどうなるのでしょう。
 
 
 

  Hさんの場合
 
  Hさんには、Iくん、0さんがかかわっています。
  まわりの子の応援もすごいです。
 
  その日の給食前後、休み時間も練習していました。
 「先生、Hさん、60題いったよ」
 「先生、70題いったよ」
 「先生、Hさん、78題できたよ!」
  教えた子が、うれしそうにいいにきました。
  今までの最高記録が、58題。
  58→78題へl
  一氣に20題記録更新したことになります。
  しかし、あくまでも参考記録。
  正式に認定されるのは、みんなでやったときの記録のみなのです。
 「先生、もう一度やって」
 「Hさんのために、もう一回やってあげて」
  男の子も女の子もいいにきます。
  みんなにせがまれ、もう一度やることにしました。
  Hさんのために、あまりある100題わり算をやりました。
  結果は、72題です。
  58題から大進歩です。
 
  次の日
 
  あんまりだ!(あまりあるわり算)のスタート。
  まずは、表面。
  10題×10セット
  「2分切りプロジェクト」の3人に注目していると…
  Hさんの目が違います。
  目の力、目の光が違うのです。
  今日は、かなりやる!
  はたして?
  第1ステージ いきなり 5秒。
  すばらしいタイムです。
  第8ステージまで、10秒を切りました。
  すごい進歩です。
  教室中大歓声。
  第6ステージ以降は苦手だったのに…
  これは、相当練習してきたな。
  おしくも、第9、10ステージは、切れませんでした。
  もう少し練習すれば、切れるようになるでしょう。
  なにしろ、1日しかたっていないのですから。
 
  裏面、100題連続です。
  あまりある100題わり算、四則計算の最高峰。
  集中力、持続力が要求されます。
  Hさん、今日はどうでしょうか。
  プロジェクト、他の2人が目に入らないくらい輝いているHさん。
  前日は、72題でした。
 
  スタート。
  速い!
  前半40題は、ものすごい速さ。
  トップクラスのスピードです。
  1分20秒過ぎ。
  Hさんのまわりに人が集まります。
  終わった子が応援しているのです。
 「すごい」
 「速い」
 「金曜よりずっと速いよ」
 「2分切れるよ」
 「がんばれー」
  大声援が飛びます。
  昨日は、高橋選手が終盤まさかの失速。
  しかし、Hさんは失速しませんでした。
  頭のご飯をたくさん食べてきたのでしょう。
 「はい」
 「1分48秒」
 「うわーっ」
  すごいタイムです。
  72題→100題
  初の2分切りが、1分48秒
  Tさんに続きました。
 「ばんざーい」
 「ばんざーい」
  みんなでバンザイコール。
  優勝、ビールかけのような雰囲氣でした。
 
  直撃インタビュー
  うれしそうなHさん。
  なんと、1400題も練習してきました。
  がんばったね。
 
  Hさん、見事合格。
  最後尾を走っていたHさん、わずか1日で大変身。
  化けましたね。
  旬を迎えました。
 
  Hさんは、このあと急成長します。
  けれども、それは別の物語。
  またの機会にお話ししましょう。

  Mさんの場合
 
  ちょっとのんびりタイプ。
 「まだ大丈夫」
 と思っているうちに、あっという間にプロジェクトチームへ。
  本人なりにやっているのですが…
  私から見ると、努力しているとはいえません。
  彼女自身が氣づくまで、見守っていました。
  
  40台で低迷していたMさん。
  しかし、Hさんの次にスローだったMくんが合格。
  Mくんが、2分を切ったあたりから練習するようになりました。
  ちょっとは刺激になったようです。
  
  残り3人となると、Mさんに変化が見られました。
  あきらかに「このままでは、まずい」という表情です。
  焦りが見られます。
  ようやくエンジンがかかるかな?
 
  少し練習量が増えました。
  急成長を始めました。
  70題を越えました。
  80題を超えました。
  84題できたのです。
 
  次の日は、93題。
  王手です。
  次の日、93題。
  次の日、97題
 
  そして、ついに2分を切りました。
  100題できました。
  記録は、1分50秒。
 
  Mさんにスピードがつくと…
  今後急成長するでしょうね。
  いいものをもっていますから。
  意識のスピードが上がってきた今、彼女は旬を迎えました。
  歌も急にうまくなりました。
  リコーダーの音色が変わってきました。
  すべてにおいて、変わってきています。
 

  Aくんの場合
 
  頑固なタイプ。
  好きなことは一生懸命やります。
  しかし、そうでないこと苦手なことは努力しません。
  努力すればすぐクリアできると思うのですが…
  納得しないとやりません。
  担任に似ています(笑)
  あっという間にラスト1。
  かつての紅白でいえば、美空ひばりさんでしょう。
  超大物かもしれません(笑)
  ラスト1になり、ようやく本氣になりました。
 
  授業
  あんまりだ!(あまりあるわり算)
  まずは、表面。
  10題×10セット
   裏面、100題連続です。
  あまりある100題わり算、四則計算の最高峰。
  集中力、持続力が要求されます。
  Aくん、スタートダッシュがすばらしい!
  40題までは、みんなについていっています。
  しかし、50を過ぎると、がくんとスピードが落ちました。
  3倍かかっています。
  やはり、まだ練習がたりません。
  苦手なところをピックアップして練習していないのでしょう。
  よく考えてみると、今日は月曜日。
  休み明けです。
  Aくんは、休み明けはがくんと落ちます。
  それが落ちていません。
   67題→69題 
  Aくん、休み明けにもかかわらず、がくんと落ちませんでした。
  今までにないことです。
  明日に期待。
 
  次の日
  Aくん 69題からダウン
  練習してこなかったのです。
  自分の人生を変えるのは自分だよ。
 
  昼食時、早く食べ終わったAくんは、100題あまりあるわり算の練習。
  多くの子がかかわりました。
  2回目、新記録。
  なんと、83題までいきました。
  ※ただし、認定記録ではありません。
  ゴールがちらっと見えてきました。
 
  次の日
  77題。
  昼食時の練習。
  今日も、多くの子がかかわっています。
  何とか、2分切りをという思いが伝わってきます。
  Aくんも、それに応えようとしています。
  ようやく、顔つきが変わってきました。
 
  次の日(学習発表会 初日)
  なんと88題。
 
  次の日(学習発表会 2日目)
  90題。
 
  ここで三連休。
  

  前回、90の大台にのせたAくん。
  クラスみんなも応援します。
 「もう少しだよ」
 「がんばれ」
  ただ…Aくんの性格を知っている私は楽観していません。
  こうなってからが、長いのです(笑)
  集中しれ練習すれば、一氣にいけます。
  でも、Aくんはしません。
  断言できます。
  そこが、彼らしいのです(笑)
  じわじわだな。
 
  次の日、93題。
  アップしました。
  次の日、93題。
  その次の日、96題。
 
  だれもが、明日は合格だ。
  盛り上がる教室。
 
  はたして、次の日(金曜日)。
  なんと、99題でした。
 
  すごいですね。
  氣のもたせ方。
  テレビの予告編よりすごいです。
  ここで、休み。
 
  合格は、来週に持ち越しです。
 

  すべてにおいてレベルアップ

  杉渕学級は、超特急、加速モードに入っています。
  今が、学級の旬です。 
  すべてにおいてレベルアップをはかっています。
 
  ◆5秒制限(10マスたし算、かけ算)
  制限時間を5秒にしています。
  ほとんどの子が、5秒以内でできます。
  もちろん、まだ字が汚い子もいます。
  すごいのは、ていねいで3秒。
  ほんとにすごいです。
  心、頭、体 つまり心・技・体 ができていないとできないのです。
  
  ときどき10秒制限にすると、遅く感じること遅く感じること。
 「えっ、こんなに時間あるの」
  子どもたちのスピード感覚も違ってきています。
  『サイボーグ009』009と002の加速装置のようなものですね。
 
  ◆1分制限(10マス計算、穴あき九九)
  10マス計算の連続(100題)制限時間1分です。
  もう2分では、刺激がありません。
  全員が2分を切っていますから。
  いつもなら、少しずつステップアップしていきます。
  制限時間を、10秒ずつ縮めていくのです。
  今回は、いきなり1分短縮。
 「えーっ」
  子どもたちはいいますが、楽しそうです。
  難しいことに挑戦しようという心意氣を感じます。
  
  多くの子が1分切るようになりました。
  やはり、目標は高くしたほうがいいですね。
  ※今の杉渕学級の場合。
 
  ◆難題できるか(何題できるか)
  制限時間は、2分。
  記録は、秒数ではなく題数です。
  2分で何題できるか勝負です。
  ※当然、2分で100題やることが前提になっています。
 
  トップクラスは、300題を突破しています。
  すごいですねー。
 
 

  ついに全員合格!
 
  99題まできているAくん。
  次の日は…99題。
  氣を持たせますね。
  毎日、プリントを持ち帰ります。
  やる氣十分です。
  でも、家だとやらないんですね(笑)
 「先生、これだけやってきました」
  見せません。
  私も、聴きません。
  やっていないことは、わかっていますから。
 「がんばって」
 「家でも練習しているのに、どうして切れないのかな」
  まわりの子が、励まします。
  本当にいい子たちですね。
  担任はだれかな(笑)
  思わず吹き出しそうになりました。
  家で練習したら、Aくんはとっくに合格しています。
  練習しないからAくんなのです。
  彼らしいのです。
 
  そして、とうとうその瞬間がやってきました。
  校内研の紀要をつくるため、写真撮影の日。
  ついに、Aくんは2分を切りました。
  記録は、1分57秒。
 
  全員2分を切りました。
  快挙です!
  子どもたちの力は、本当にすごいですね。
 
  ※Aくん、4日間続けて2分を切っています。
   しかし、記録はあまり上がっていません。
   あいかわらず、家では練習していないのです(笑)
 

  Aくんの変身

  あまりある100題わり算合格後のAくん
 
  合格してからのAくんは、違います。
  驚くほどの成長です。
  すべてにおいてよくなっています。
  伸びています。
 
  あまりある100題わり算は、1分30秒を切りました。
 
  音読。
  張りのある声、腹筋を使っています。
  強弱、緩急をつけます。
  リズムテンポがいいです。
  流れ、うねりがあります。
  視線をうまく使っています。
  聴き手にイメージさせる音読は、すばらしいの一言です。
  群を抜いています。
 
  発言 内容が濃くなりました。
  わかりやすくなりました。
  説得力があります。
 
  態度、びしっとしています。
  武道家を思わせます。
  微動だにしない という感じです。
  目が動きません。
  目に落ち着きがあります。
  目の光が強いです。
 
  行動
  すきがありません。
 
  字 力強くていねいです。
  氣が出ていますね。
 
  などなど、すべてにおいて飛躍的に向上しています。
  成長度、?1ですね。
 
  成長するときは一氣。
  脱帽です。
 
  私は…疲れている場合じゃありませんね(笑)
  がんばらねば。
 
 
 
  

  
  クラスの変身

  あまりある100題わり算  新しい次元に
 
  1月30日の発表後、新しい段階に入りました。
  「先生、1分30秒制限でやりたい」
  「ぼくは、1分制限でやりたい」
  「えーっ、いいよー。そこまでやらなくても」
  完全に、趣味の世界ですね(笑)
  それでも「やりたい!」というので、選択制にしました。
  ・2分コース(いつものコース)
  ・1分45秒コース
  ・1分30秒コース
  ・1分コース
  驚くなかれ、半数の子が1分コースを選択しました。
  ほとんどの子が1分30秒以内のコースです。
  やる氣がすさまじいですね。
  何かに取り憑かれている?
  疲れているのは教師だけ(笑)
 
  さあ、結果やいかに!
 

  先生は勝負しない

  2月から、あまりある100題わり算を選択制にしました。
  ・2分コース(いつものコース)
  ・1分45秒コース
  ・1分30秒コース
  ・1分コース
  ほとんどの子が、1分30秒、1分コースを選択しています。
  1か月間取り組みました。
  結果やいかに?
 
  なんと、24人が1分を切るまでになりました。
  おそろしく速いです。
  転校してきた子以外、全員2分を切ります。
  一番時間がかかる子も、1分40秒台。
  90%の子が、1分30秒を切ります。
  1分30秒でできる子を見ていると
  「遅いなー」
  という感じがします。
  客観的に見ると、ちっとも遅くありません。
  いえ、むしろ速いのです。
  でも、遅く感じるのです。
  完全に感覚が麻痺していますね(笑)
 
  ◆穴あき九九 100題
  これまた、すごい進歩です。
  30秒切る子が続出。
  先日は、10人が30秒を切りました。
  これまた、おそろしく速いです。
  ほとんどの子が、1分を切ります。
  切れない子は、一人。 93題です。あと少し。
  ※転校してきた子以外
 
  「先生、勝負しよう」
  最近、逃げ回っている私です。
 
  

  加速する伸び

  3月に入り、伸びは加速しています。
  
  なんと、27人が1分を切るまでになりました。
  おそろしく速いです。
  転校してきた子以外、全員2分を切ります。
  一番時間がかかる子も、1分40秒台。
  90%の子が、1分30秒を切ります。
  
  ◆穴あき九九 100題
  「先生、1分でブルやろうよ」
  ※1分で、穴あき九九100題×2 つまり、200題
  「やろう」
  「やろう」
  「いいよ、やらなくて」
  「やりたいんです」
  「やりたい人」
  挙手させました。
  なんと、3分の2以上の子の手が上がりました。
  「そこまでやらなくていいんじゃないの?」
  「やらせてください」
  「しょうがないなー」
  という感じです。
  私はブレークになりません。
  1分で200題…すごいことですね。
  「よーい、どん」
  一斉にスタート。
  ものすごい緊張感、ものすごい集中力です。
  いつもより速いです。
  「はい」
  「42秒」
  「はい」
  「44秒」
  「はい」
  「45秒」
  なんと、16人がダブル達成。
  1分で200題達成した子が16人。
  すごい! の一言です。
  ※この日は、2分切れなかった子(1人)も2分を切りました。
   記録は、1分44秒でした。
 
  ◆三色筋肉
  たし算、かけ算、ひき算、計300題おこなうのを三色筋肉と呼んでいます。
  100マス計算、それもいきなり三色筋肉から始めました。
  10マス計算で鍛えているので、まあいいかという感じで始めました。
  取り組みから1か月。
  こちらも、伸びが加速してきました。
  6分で300題が、合格ラインです。
  300題ともなると、スタミナ、集中力の持続が要求されます。
  かなり高度ですね。
  10マスは軽くできても、100マスでつまずく子もいました。
  勝手が違うのです。
  慣れるまでに、少し時間がかかった子もいました。
  一方、1回目から3分を切った子もいました。
 
  こうして、1か月。
  ついに、全員が5分を切りました。
  多くの子は、4分を切っています。
  3分切った子は、25人。
  こちらも速くなってきました。
 

  3月中旬から、5秒制限でやっています。
  速い子は2秒。
  全員が5秒切れるようになりました。
  驚異的は速さです。
 
  ◆あまりある100題わり算
  40秒を切る子が出てきました。
  4人が40秒を切っています。
 
  31〜40秒       4人
  41〜50秒      11人
  51〜1分の子     12人
  1分1秒〜1分10秒   1人
  1分11秒〜1分20秒  5人
  1分21秒〜1分30秒  1人
  です。
 
  ◆穴あき九九 100題
  
  21〜30秒 13人
  31〜40秒 11人
  41〜50秒  9人
  51〜1分   1人
 
  ◆三色筋肉
  たし算、かけ算、ひき算、計300題おこなうのを三色筋肉と呼んでいます。
  
  2分を切った子     2人
  2分1〜2分30秒  10人
  2分31秒〜3分   13人
  3分1秒〜3分30秒  1人
  3分31秒〜4分    6人
  4分1秒〜4分30秒  2人