連休の狭間で 



  5月1日(水) 連休明け 2日目
  
   連休明け2日目。
   さすがに昨日とは違っていた。
   30日(火)休んだ子が、目立つこと目立つこと。
   学級が子どもに与える影響はの大きい。
  
   体育朝会
   私の担当は、ラジオ体操の指導。
   今日は、背伸びの運動のみを指導した。
   「ジャンジャンジャンジャン」の部分である。
   短時間で、子どもの動きが変わった。
   美しくなった。
   意味、ポイント、やり方を教えたのである。
   ★ポイント
    ・かかとをあげない。
    ・肋骨から持ちあげていく。
    ・肋→胸→首→顔→頭→それから腕
     このように持ち上げていく。
    ・指先に力を入れず「やる氣」を入れる。
    ・スーッとひっられるように指先を上げていく。
    ・「指がひっぱられる、腕がひっぱられる」
    などなど。
    ・腕をおろすときも「スーッと」音がしないように。
  
   もちろん、言葉だけではうまくいかない。
   見本を見せた。
   ・いい動き
   ・よくない動き
   の両方を交互に見せる。
   「違いがわかる男」
  
   
   1時間目
   ・フラッシュカード
   声が出ている。昨日よりずっといい。
   目が集中している。
  
   ・10マス計算(たし算とかけ算)
   そろそろ、個別指導を。
   速い子、時間がかかる子、ものすごい差がある。
  
   ・音読『ふきのとう』と『スイミー』
    一人ずつ読ませる。意識の違いがよくわかる。
    「先生、どこ読むの」
    読むところがわからない子もいた(笑)
    大人と同じ。
    指名され初めて意識読むところ
    そろそろ、個別指導を。
    表現読み。
  
   ◆漢字探し
   図を見て漢字を書く。
   
  
   Tくんは、家で学習してきた。
   なんと90個も見つけたという。
  
   この問題は、何度やってもおもしろい。
   遊びながら、漢字をたくさん書くことになる。
   「ていねいに」という条件つきである。
   見つからない子のために、板書
   どんどん書いていく。
  「写していいですよ」
   しかし…写すのさえおぼつかない子がいるのが現状である。
   5分で3つとか…
   そろそろ、個別指導をしていこう。
   実態がわかったので。
   100見つけた子もいた。
   そのやる氣、集中力はすごかった。
  
   ◆算数 筆算と「合わせて100になる数」(筆算の練習)
   ※ひき算の布石になっている。
   3つ以上見つけることが課題。
    ・3つ
    ・5つ
    ・それ以上
   コースを選択させる。
   わからない子のために、ヒントを出す。
   90+10とか。
   逆もいいことを教える。
   10+90
  
   ◆国語 『ふきのとう』の読解。指名なし発言。
   発言は、ばんばん飛び出す。
   しかし、発言するのは3分の1の子。
   内容もおもしろい。
   連休明けにしては、すばらしい。
   一人一言いわせる(全員発言)。
   ・一言は発言することが大切
   ・みんなでやることが大切
   ・友だちの意見をまねすることが大切
  
   ◆漢字スキルと計算スキル
   両方のドリルを配る。
   1ページずつやらせる。
  
   ◆生活科 『じしゃく』
   「水の中でもじしゃくの力は変わらないか」
   初期の段階なので、こちらが課題を提示している。
   自由にやらせるよりずっとよい。
   やる氣、集中力が段違い。
   「こうも動きが違うのか」
   というくらいの差がある。
  
   ◆体育 ジャンプ、馬跳び、着地、前まわりなどなど。
    グループごとに動く。練習する。
    ローテーション。
    「音がしないように馬跳びをしてみよう」
   と、課題を出す。
   つま先、ひざがポイント。
  
   踏切版とマットを使って、ジャンプと着地の練習。
   音がしないように着地する。
   「どうしたら音がしないか」考えさせる。
  
   「音を立てない」すべての基礎・基本である。
  
   側転
  

  5月10日(金)
  
   ※9日は、開校記念日で休みでした。

   チャレンジタイム
   ・フラッシュカード
   ・九九
   ・10マス計算(たし算、かけ算)
  
   漢字探し
   裏技を教える。
   「前やったのを見てもいいです」
   今の段階では、これでいい。
   ていねいにたくさん書くことが大切。
   毎回少しでもいいから、書く数が増えるようにしたい。
   ※やっているうちに、少しずつ覚えていく。
   少しずつ少しずつ進歩させる。
  
   算数 一の位、十の位、百の位
   たとえば、次のような問題である。
   百の位は、5、十の位は6,一の位は2
  
   これは、すぐにできる。
   読んだ順に数字を書けばいい。 562
  
   しかし、ちょっとひねるとできなくなる子が出てくる。
   昨日教えた方法を使わない子ができない。
   一の位は、3、十の位は2、一の位は8
  
   これを、328 としてしまうのである。
   問題をよく読んでいない
   といってしまえば、それまでである。
   出てきた順に並べる。
   その仕組みはわかっている。
   さっきと同じやり方をしている。
   前の学習を活かしているといえる。
   だから、間違う。
   進んでいる子は、間違わない。
   教師にいわれたことを素直にやる子は、間違わない。
   間違うのは、中間の子である。
  
   この間違いから、いくつものことが見えてくる。
   「よく見なさい」ではなく、よく見ることを教えなくては…
  
   順番を変えてやる。
  
   十の位は、○、百の位は○、一の位は○
   一の位は、○、百の位は○、十の位は○
   などなど。
  
   少し練習したところで、またしてもひっかけ問題。
   一の位は2、十の位は3、百の位は0
  
   見事にひっかかった子がいた。
   「032」としたのである。
  「先生のいったように、 百|十|一 の図を書いてやった
   から間違えたんで
  す」
  「とてもいい間違いです」
  とほめたあと、指導する。
  「032、電話番号だったらいいですけど、この場合は『3
   2』ですね」
  
   次なる問題。
   十の位は0、百の位は0、一の位は0
  
   一人だけ、ひっかかった。
   「000」
  
   
   学校探険
   1年生を案内する。
   急にお兄さん、お姉さんになる(笑)
  
   合同体育
   ・着地の基礎
   ・音を立てない。
   まずはその場で。
   ジャンプして着地。
   見本を示す。
   膝の使い方、つま先
   舞台の上から飛び降りる マット使用する。
   飛び降り→ウサギの足打ち3回→動物歩きと連続させる。
  
   ミックス走 
    膝を使ってやわらかく。
   ・腕支持の練習。動物歩き各種
    右手を出したときに右足を出す。
    右手を出したときに左足を出す。
   いろいろなパターンをやらせる。
  
   1時間中動きっぱなし。
  
   音読 【表現読み】
   『ふきのとう』うねり、流れ
   『スイミー』 うねり、流れ
   高度な技術である。
   板書が効果的だったように思う。
   強弱を視覚化する。
  
            ←
     たい
    け  び
   ど    そ
         あ
          
  
   このように板書する。
   視覚的にわかりやすい。
   全員でやると、形になっている。
   よくできた!
   もう少し練習し、体にしみこませたい。
  
   音読(表現読み)は、かなりよくなった。
   参観した人は、驚いて帰っていく。
   ※よかったら見に来てくださいね。
    「百聞は一見にしかず」
  
   ★道徳の授業
   ・聴き合うとは?
   話し合いの意味
   ・人として
   子どもたちのけんかから
   好きな子の名前を聴く
   「絶対にいわないから」
   といったにもかかわらず、みんなにふれ回る。
   男らしくない行為である。
   ・母の日特集
   お世話になっている人に感謝する。
   意識を向けさせる。
   「やってもらってあたりまえ」→「ありがたい」
   テーマ日記を書かせる必要があるだろう。
  
   カルタ 創作活動
  
  
   子どもたちの状況
  
   私がいれば静かにできるようになった。
   いないと…
   落差が大きい。
   第一段階としてはオーケー。
   前は、いても静かにならなかった
   もたなかったのだから、大きな進歩である。