学級づくりの記
7月19日(月) 子どもたちの成長
 終業式での態度、行動、立派だった。
 初の鼓笛。退場するときに演奏するのである。演奏、態度共に立派だった。
 子どもたちの成長を実感した。
7月17日(土) 杉渕学級語録
 1学期のまとめとして、標語のようなものを創らせた。
 ことの発端は、ことわざの授業である。
 「子どもたちにことわざのようなものを創らせたらどうだろう」と思った。
 もちろん、一般的なことではない。その子が実感したことである。
 1学期自分が成長したことの中で、ナンバーワンを題材にする。

 授業にあたり、いくつか例をあげる。最近日記、作文には、キラッと光る言葉が多い。子どもたちは意識して使っているわけではない。私が切り取ったものを紹介した。

 いつでも意識はONさせて!

 ほめられてやるのはにせリーダー

 その子の問題意識が出ている。その子をよく見ている私にとって、「ああ、そうだな」と思う。実感がこもっている。
 これを埋もれさせておく手はない。
7月16日(金) お客さん
 デンバーからのお客さん。知り合いの人の子どもである。6年を卒業したばかり。久ぶりに日本の学校、授業を体験したいということで、2日間体験入学。
 算数の復習、漢字フラッシュ、音読、歌、理科の実験などいろいろとやる(いつものことだが)。
 初日からクラスにうちとけていた。
 子どもたちも大喜び。
 放課後は、みんなで海へ。
7月15日(木) 諸帳簿提出
 どうにか間に合った。成績表その他の書類を提出する。
 終わった…いや、成績表は終わったが、私の仕事はこれからが本番である。
  
7月14日(水) この時期に校内研
 この時期に校内研をやる…しかも、研究授業をして協議会をする…
 これだけでもたいしたものだろう。なにしろ諸帳簿提出が明日なのだから。
 授業は、神津小方式で20〜25分ずつの公開。
  山口先生 保健指導
  武田先生 書写「すんだ声」
 協議会も1時間半ばっちりやる。中身がこかった。
7月13日(火) ちょっとした指導で
 子どもたちが作品をもってきた。図工の時間に描いた直方体や立方体のデッサンである。
 ちょっと修正したり描き加えたりすればもっとよくなるように思えた。
「もっとよくしたい人はもってきなさい」
と声をかける。ほとんどの子がもってきた。
 その子に応じたアドバイスをする。
 たとえば、角度をそろえる、面によってタッチを変える、グラデーションのつけ、鉛筆の使い分け、影のつけ方、光っている感じの出し方などなど。
 作品は、驚くほどよくなった。
 ちょっとした違いが、結果として大きな差になる。
 完成したと思ったとき「あとちょっと」つっこめるかどうか。
 
7月12日(月) ラストスパート
 国語のテスト(「黒い目のきれいな女の子」の解釈)
 1学期のまとめ(1学期を振り返っての作文、算数の総復習)
7月9日(金) 国語のテスト
 。
「黒い目のきれいな女の子」を解釈せよ。
 原稿用紙10枚以上。
7月8日(木) 氣迫の勝利
 音楽の授業を見にいく。今日は、歌のテストである。8つのグループがあり、トーナメントをおこなう。
 子どもたちの氣迫を感じた。「おっ、けっこうやるな」
 教室でも毎日練習していたが…本番直前となると氣迫が違う。
 トーナメントがスタート。
 明らかにこっちが勝ちという勝負。しかし、子どもたちも私も違うグループを勝ちとした。それは、以前にくらべものすごく進歩していたからである。驚くくらいうまくなっていtからである。
 どこが優勝してもおかしくないくらいだった。
 準決勝、決勝と進むにつれて、勝ち残ったグループはうまくなっていった。
 普段と違う状況の中で、子どもは自分自身を成長させたのである。
7月7日(水) 一文字の重み
 国語の授業。
  コーヒーがいいです。
  コーヒーでいいです。
 この違いを検討させる。
  イメージ
  状況
  心理状態
  いった人から見て
  いわれた人から見て
など、いろいろな観点から意見が出された。
7月6日(火) 長く泳ぐには
 9月にある遠泳大会に向けての練習。
 平泳ぎを指導する。
 「1,2,3 パッ」
これがコツ。
 蹴伸びの状態で脱力することを教える。
「25m、何蹴りでいけるでしょう」
 モデルにした子は9回だった。
 少ない子は7回、多くの子は10〜11回だった。
 驚くほどうまくなった。
7月5日(月) あと2週間
 あと2週間で1学期も終わりである。
 算数は、ようやく一人学習ができるようになってきた。
 もう少しで上巻終了である。
 子どもたちの力がついてきたので、進みがはやい。
7月3日(土) やり方でこうも変わる
 神津小祭り。体育館は熱気むんむん。楽しいお祭りだった。
 片づけもてきぱき行えた方だろう。

 太鼓の練習のため、開発センターへ。
 神津小祭りの疲れのせいだろうか。動きがよくなかった。
 途中でテストをする。全体でやっていると、どの子がよくてどの子がよくないかがはっきりわからない。そこで、先生の前でたたかせた。
 こうするとはっきりする。
 一人でたたくとなると緊張するのだろう。雰囲氣ががらっと変わった。合格した子は、教えにまわる。不合格だった子は、練習。
 その練習は、課題がはっきりしているので、いつもよりもいい。密度が濃い。上達する子は、目に見えてよくなった。
 やり方でこうも変わる。
7月2日(金) 氣づいたときから
 今日は5年生の先生が全体指導の担当。途中までは指示が通らず、うまくいかなかった。あとで、
「指示がいけないのかなあ」
と反省していた。
 子どものせいにしなかったのがすばらしい。
 その通り、指示が悪いのである。よけいなことを言い過ぎる。テンポが悪い。
 自分が悪いと氣づいたときから、教師修行は始まる。
   7月1日(木) システム
 音楽の授業を見に行く。
 歌のグループ練習。ただやっているだけ。意識が低い。
「合わせなさい」
いったい何を合わせるのか。
 子どもたちは、ソプラノとアルトを合わせることだけに集中している。かんじんの「どう歌うか」が見えない。歌が粗くなっている。
 合わせるとは、グループで歌を解釈し、共通理解を図る。歌い方をどうするか考える。
 このような練習をしてほしいものである。
 教師が要求すれば、子どもは応えるものである。
 
     
   6月30日(水) 運動会に向けてスタート
 運動会に向けてのオリエンテーション。
 今年から、小学校単独でやることになった(今までは、小中合同でやっていた)。
 重要なポストは、決める。
 立候補がなかったのが残念であるが。
 ブロックリーダー
 応援団長
を決める。
 
 
     
   6月29日(火) 交流授業
 交流授業。算数のノート指導である。
 クラスの子どもたちをつれていく。
 マンツーマンで、ノートの書き方を教える。子どもが子どもを教えるのである。
 6年生は一生懸命やっていた。30分後、ノートは驚くほどきれいになった。見やすくなった。効果絶大。
 
     
   6月28日(月) なんじゃこりゃ
 書写の授業(専科)なんと、80%の子が半紙を忘れた。考えられないことであるが…事実である。
 まだまだ育っていない。私の責任である。
 
 
     
  6月26日(土) 久ぶりにサークル参加
 久ぶりにサークルに参加する。7人が集まった。
 熱くあつく語り合う。密度が濃かった。
 話し合いの中から、新たな課題を見つけることができた。
 それは、教育の本質⇔具体的な指導 両極の追究である。
 最近、以前のように書いていない。実践記録、理論など。
 これからは、ばんばん書いていきたい。
 
     
  6月25日(金) 出島 
 サークルに参加するために出島する。2時間授業をし、船に乗る。
 日頃の疲れか…ほとんど寝ていた。
 友人宅に泊めてもらう。3人(2人は、いずれも親友であり、生涯のライバルでもある人)は、朝まで語り合った。いいなあ、本氣で話せるのは!
 
     
  6月24日(木) 作文力
 1校時、教育実習生の授業を参観。
 その間、作文を書かせた。人権についての作文である。
 子どもたちはよく書いた。なかなか説得力がある。自分の体験に基づいている点がいいと思った。
 力がついてきている。
 
     
  6月23日(水) 新しい取り組み
 今日から新しい取り組みスタート。
 小さいユニット授業を組み合わせて、新しい授業をつくった。
  1 あいさつ
  2 出席(フラッシュカード)
  3 漢字(フラッシュカード)
  4 発声練習
  5 詩の音読(表現読み)
  6 歌
  7 辞書引き
  8 社会クイズ
  9 百人一首
 
 これを合わせた授業である。
 全部で20分くらいかかった。初めてだからしかたがないだろう。 
 
     
  6月22日(火) がんばれ中学校2
 今日も中学校へ。国語の授業を参観する。
 けっこういい発言があった。それが絡んでいかないのが惜しい。
 
     
  6月21日(月) がんばれ中学校
 中学校へ。国語の授業を参観する。
 授業以前の問題がたくさんある。
 中学の先生方は、大変である。
 小学校とは違った問題にどう取り組むか?
 
 
     
  6月19日(土) 掃除のプロ
 今日はクリーンサタデー。村内のゴミを拾いながら登校する。
 朝自習の時間は、学校をきれいにするのだが…
 私は、7時半ころから2階の廊下を掃除していた(いつものことだが)。
 わがクラスは、1階を掃除。この日は、廊下の窓、教室廊下側の窓、ドアをがターゲット。
 でるでるでる。ほこりがすごい!
 ものすごいほこりだった。
 いつもやっていないから、当たり前といえば当たり前。

 他のクラスにも声をかけたが…多くは… 
 私が声をかけると、いっしょにやる子どもたちもいた。
「こういうところにほこりがあるんだよ。こうやってほうきでとってごらん」
 ほこりがあるところ、ほこりの取り方を教える。
「先生は、よく知ってるね!」
「掃除のプロだね!」
とびっくりしていた。
 さっそく、教室をきれいにしていた。
 やっぱり、教師が率先してやらないと子どもはやらないのかもしれない。
 率先垂範がいいか。
 「いっしょにやろう!」というのがいいか。
 私の場合は、黙って自分がやる(教師修行の1つとして)。

 
 
     
  6月18日(金) プレゼン
 今日は、授業参観日。家庭科の授業である。
 家庭科の先生が新卒なので、私なりにアシストする。
 エプロンの発表会をやるというので、いっしょに考えた。
 そのままやっても悪くはないが…、30人同じパターンでは飽きがくる。
 グループごとにやる。いいけど…もう一工夫ほしい。
 発表の形はグループごとにまかせたら とアドバイスした。前日の話である。
 時間がない。
 修学旅行のプレゼンをやっているので、けっこういけるかもしれない。

 グループごとに、発表の形を考えさせた。
 練習期間はわずか1日しかなかったが、子どもたちはがんばった。
 当日朝、リハーサルを見て、私がアドバイス。主に演出面について。
 用意の時間を1時間とる。

 はたして本番は。
 これがよかった。
 保護者の方にも大うけだった。
 前回の経験が(修学旅行のプレゼン)が活きていた。準備期間、時間がなかったのによくやったと思う。
 次なる課題も見えた。
 
 
     
  6月17日(木) 変化ある反復
 教育実習生に対して公開授業。国語主任としての授業である。
 谷川俊太郎の詩「春に」。表現の授業である。
 実習生が研究授業を詩をやりたいといっていたので、参考にはなるだろう。

 まず、全員で斉読させる。
 腹式呼吸で読むように指導。
 2回目。
 次は、リレー読み。一人一行ずつ音読させる。
 2回目、「体育館だと思って読みましょう」と指示。
 どう読んだらいいかを考えさせる。→練習。
 3回目、自分なりの表現で読むように指示。
 表情がいい子をほめる。
 4回目、イメージを表情で表すように指示。

 こんな感じでやっていった。
 「変化のある反復」である。
 子どもたちの読みは、どんどんよくなっていった。
 
     
  6月16日(水) 交流
 5校時、中学にきている実習生が参観。英語の先生もくる。
 社会の授業を見ていただく。
 せっかくの機会なので、英語を教えていただく。
 今、「エーデルワイス」という歌をやっている。今月の歌である。6年生は、英語でも歌わせている。しかし、私の発音では…ははは…外国育ちなので…
 ということで、発音を教えてもらう。
 子どもたちも集中して聴いていた。
 最後、お礼に「エーデルワイス」を歌った。1回目は日本語、2回目は英語で。
「また、呼んでください」
とのこと。
 子どもたちが一生懸命やったので、英語の先生もうれしかったようである。
 私としてもありがたかった。自分ではできないからね。
 小学校と中学校との交流にもなった。
 
 
     
  6月15日(火) 水泳指導始まる
 今日は私が担当する。
 若い先生方に、集団の動かしかたを見てもらおうと思った。
「子どもたちはちゃんとやらないんです」
という声をよく聴く。
 その人の授業を見せていただく。
 私にいわせると、子どもが騒いで当然。きちんとやらなくて当然。
 教師が、子どもを騒がしくさせているのである。
 授業のシステムができていないし、なによりも、指示がよくない。
 説明が長すぎる。よけいなことをいう。
 授業を崩すことのオンパレード。
 これで子どものせいにするのはどうだろうか。
 しかし、口でいってもなかなかわかってもらえないのである。なぜなら、自分の指示は悪くないという思いがあるから。


 さて、水泳指導である。
 今年度初めてなので、水になれること、基本に重点を置く。
 間をあけないで、どんどんやっていく。
 詳細は別紙参照(別紙はどこにあるんだ?)
 
     
  6月14日(月)  くり返しの必要性
 今週の予定
・水泳指導スタート
・救急法研修会
・実技研修会
・教育実習生に対して話をする(校内研究、研修について)
・教育実習生に対して公開授業(国語の授業、国語主任なので)
・授業参観日 家庭科…エプロンづくりの発表会の手伝い


 放送委員会の子が、ミスを連発した。月曜は朝会だとわかっているのに、「今日は朝自習の日です」といってしまった。朝会で校歌を歌うとき、なかなか始まらない…テープが2本あり、どちらを使ったらいいか迷っていたという。
 朝会が終わった。
 放送委員の子は何もいわなかった。みんなに対しても。
 ということで、指導する。
・マイクでアナウンスする前に、読む練習すること。今日いうことをいってみる。
・テープは頭出しをしておく。ラジカセ1回聴いてみて、いいかどうかを確認しておく。
 以前指導したことである。
 最近いい加減になっている…
 くり返し指導する必要がある。

 神津小祭りについての話し合い。
 以前にくらべテンポがよくなってきた。巨大迷路、または、冒険コースに決定。後1つは、明日決めることになった。
 
     
  6月11日(金) 飛躍
 2時間目は公開授業、途中から指導主事、中学校の先生方が参観した。
 国語『かもの卵』ラストシーンを扱う。

 最近発言の質が…と思っていたので、この日は書き込み(思ったこと、わかったこと、考えたことなどを書く)15分させた。いつもは、5〜8分である。
 まだまだ力が弱いので、5分ではたくさんかけない子がいる。「はじめ」で鉛筆が動かないのである。
 歴代の杉渕学級は、スタートの合図と共にものすごいスピードで書き始める。少ない子で、ノート1ページびっしり書く。
 考えて書いているのではない。あらかじめ考えてきたことを一氣に書くという感じである。
 参観者は圧倒される。
 しかし、今のクラスはそのレベルに達していない。
 スピード不足なら、3倍時間をとろうと思った。15分だとけっこう書ける。3分くらいから、加速してくる。
 全員が集中しているときの雰囲氣は、この上なくいい。話す子は一人もいない。
 子どものノートを見て回ると、はたして、いつもよりもずっとよかった。
 
 指名なしによる話し合い。
 今日は質が高かった。特に、並の教師には考えつかない(失礼)発問がでた。
 
「子どもたちは、かもと卵を探すのをあきらめたか、あきらめていないか」(望)
「4人は、打ち合わせていけにいったのか、それとも、ばったりあったのか」(康)

 私はこれを待っていたのである。
 ようやくでてきた。
 こうなると授業はおもしろくなる。
 
     
  6月10日(木) 人間 このよきもの
 今日は、ふれあい給食。お年寄りを招待していっしょに食べるのである。
 私のクラスには、浜川さかえさんがきてくださった。
 子どもたちの歓迎の言葉や歌。おばあちゃんにこにこ。そして涙、涙。
 本当に喜んで下さった。
 それを見ていて…こんなことで喜んで下さるとは…

 あらためて、人間というものを考えさせられた。
 子どもたちは、すごい歓迎をしたのではない。私から見れば、もう少し工夫しても と思えた。
 しかし…子どもたちのやさしさがおばあちゃんに伝わったのだろう。
 本当に、おばあちゃんも子どもたちもいい表情だった。
 心のふれあいを見た氣がした。
 
     
  6月9日(水) 子どもが変わる
 今日は校内研。ディベートの授業だった。
 私は研究主任をやっている。その関係もあり、かなり前からかかわってきた。
 若い先生が、私たちのアドバイスを取り入れてくれたのはうれしかった。やるたびに授業がよくなっていったし、子どもたちも成長した。
 今回の授業では、kちゃんという女の子が発言した。しかも、3回も。しかも、にこにこして。
 この子は、授業中能面のような表情をしている。少なくとも私は、それ以外の表情を見たことがなかった。それが…
 これだけで、今日の授業は大成功だと思った。
 kちゃんは、壁を越えたのである。
 
 
     
  6月8日(火)  走り幅跳び 記録更新
 スポーツ記録会後取り組み始めた走り幅跳び。今日は、記録を取ってみた。
 都の平均(6年生)は、男子304p、女子270pである。
 うちのクラスは、男子343p、女子290pである。この時点でも、都の平均を大きく上回っている。
 50m走のタイムはよくないのに…よくわからない。ジャンプ力があることだけは間違いない。
 2回ほど指導する。「遠くへ跳ぶためには何が大切か」という課題で授業を進めた。
 助走の距離、助走のスピード、踏み切る角度、フォーム、着地のしかたなど、いろいろな考えが出された。それを1つ1つ確かめながら練習した子どもたち。その成果やいかに。
 記録を取ってみると、自己ベストを更新した子が多かった。男子では、410pが最高。初の4m台だ出た。
女子では、351pが最高だった。
 平均は、男子352p 女子316p 前回に比べ向上している。
 すごい。
 他の面でも飛躍してほしいものである。
 
     
  6月7日(月) 休み明け
 月曜日の行動で、その子の実力がわかる。私にとって、月曜日は絶好の実態調査日である。
 一人ひとりの様子をよく見る。姿勢、表情、態度、行動の素早さ、ていねいさなどを見る。
 神津小では、全校朝会の時校歌を歌う。今日はどうだろうか。
「1番を4回歌います。1回目は、1,2年生、2回目は、3,4年生、3回目は、5,6年生、4回目は、全員で歌います」
 今日は、けっこう声が出ていた。いいぞ。いつもよりいい。
 全員で歌ったときは、かなりの声が出た。
 声量のあるなしよりは、やる氣の問題である。「声の大きさはやる氣に比例する」
 スタートは好調。

 朝会でよく声が出ていたことをほめる。特に姿勢がよかった子(4人)をほめる。
 
 1時間目は、体育。「マット運動」をやっている。今日は、側転、バランス、ジャンプ、ブリッジ、ターン、歩き方などを総合的にやる。
 子どもたちの美意識は???
 これが育ってくると、格段とよくなるのだが…
 
     
     
  6月6日(日) 今週のまとめ
 今週は、一人ひとりに声をかけることを心がけた。
 もちろん、その子のいい点である。
 いい点を見つけ、みんなの前でほめた。
 
     
  6月5日(土) 布石2
 学芸会でやる劇(ミュージカル)の歌を教える。
 初めてにしてはいい。ソロの部分をやらせてみたのだが、なかなかよかった。
 練習すれば、かなりいい線まで行くだろう。
 
     
  6月4日(金) 布石
 学芸会に向けてスタートした。十数年前から準備していた題材である。内容が高度なので(ソロの歌が多い)、6年生でないと…と思っていた。
 今回13年ぶりに6年担任になった。しかも、4年生からの持ち上がりである。4年生の時は「ぞうれっしゃがやってきた」をやっている。
 今回は、さらに上を生きたい。
 歌について、男子はかなりいい。今の実力でもいけるだろう。しかし、今回の主役は女の子である。
 女子は男子に比べると…

 主役に立候補した子は、歌のトレーニングを始める。 
 
 
     
  6月3日(木) いける!「エーデルワイス」 
 音楽朝会。6月の歌は「エーデルワイス」である。まだ覚えていない子が多かったので、歌を覚えることを中心に指導した。
 この歌はいい。歌う声にぴったりである。
 私の指揮にあわせて強弱をつけることもできた。
 次の音楽朝会では、かなりいいところまでいくだろう。、
 
 
     
  6月2日(水) 波及
 ある子が、すばらしい家庭学習をやってきた。「(縄文時代の)絵を見て気づいたこと」について、一歩つっこんで書いてきたのである。いつもは、あっさりとしか書かない子が初めて書いたのである。べたほめする。
 みんなに紹介する。
 さっそく真似する子どもたち。
 
     
  6月1日(火) 実行委員会発足
 各実行委員会発足
   運動会
   ふれあい給食
   神津小祭り
   卒業関係(アルバム、文集など)
 
     
  5月31日(月) 比の授業
 教科書通りにやっている。
 きちんとやればかなり力がつくだろう。
    反復による習熟  
    説明
    問題の読みとり
 3つの視点で授業を進める。
 
 
     
  5月29日(土) スパーク!
 今日は、大きな変化があった。
「先生、ゆーや君が家庭学習ノート一冊やってきたよ!」
やーすが興奮していいにきた。
 ようやく出たか。私が受け持つと、だいたい3ヶ月くらいで、1日にノート1冊やる子が出てくる。神津では、2年以上かかっている。何とも時間がかかるものだ。
 最近成長著しい彼が、スパークした。
 
 
  5月28日(金) 活かす
 認識の授業。スポーツ記録会だけでなく、いろいろな授業で取り組んでいる。今日は、「大昔の暮らしの絵」を見て氣づいたことを書かせる。
 今までに何度もやらせているが、今回はレベルアップをねらう。一歩つっこんで書くことと、たくさん見つけるコツを見つける、この2点をねらった。
 結果やいかに。
 
  5月27日(木) さっそく向上
 体育の授業、ソフトボール投げの練習。女子には、投げかたを教える。ソフトボールクラブの子に教えさせようと思ったが、うまくいかなかった。下手なのである。基本ができていないのである。
 私がこどものころは、野球オンリーという感じだった。王、長島の時代である。私は、キャッチャーをやっていた。
 閑話休題。
 重心の移動、身体のひねり、腕のふり、手首の返しなどを指導する。
 あとは、実践あるのみ。
 何度か投げさせる。
 記録は、どんどん伸びる。
 15メートル以上記録を伸ばした子もいた。

 一方、男子には、「投げる角度を考えよう」といっておいた。
 私も投げてみた。久ぶりである。高校時代は、70メートル以上投げたものだ。しかし、
「45メートル」
「先生すごい」
 どこが。ショックだった。
 最高で50メートル。オーバーフェンスをして「すごい」といわせようとしたのだが…
「先生、何でくらい顔してるの」
「…」
 角度を考えて投げると、男子もまた記録を伸ばした。10メートル以上伸ばした子もたくさんいた。
 
  5月26日(水) 認識
 スポーツ記録会が終わった。修学旅行の取り組みでめいっぱいだったので、あまり力を入れられなかった。そのため、記録は低調であった。
 転んでもただでは起きないのが杉渕流。
 スポーツ記録会を出発点とする。
「恭一君は、走り幅跳びのフォームについて書いていました(自問ノート)」
「雄也君は、走り幅跳びのポイントについて書いていました」
「走り幅跳びでは、男子では雄也君、女子では未十世さんが一位でしたね。私は、跳ぶ前から、この二人が一位になると思っていましたが、はたしてその通りになりました」
 子どもたちは驚く。そう、私は予言者である。というのは嘘。
「見る人が見れば、わかるんです」
 この場合は、スピードである。上の二人のスピードは、他のこと全然違っていた。全力疾走だったのだ。他の子は、スピードがなかった。もちろん、踏み切る角度、フォームがよく、記録を伸ばした子もいたが。
「スポーツ記録会を、スタートにしたいと思います」
 いろいろと語る。
 まずは、ソフトボール投げから挑戦させることにした。
 女子のほとんどが、なっていない。フォームが型になっていない。だから、20メートルも飛ばない。
 男子の最高が、37メートル。
「私が6年生の時の記録は43メートルです」(よく覚えているでしょう)

 簡単にいえば、頭を使って学習することをさせたいのである。

「砂をならすとき、先生がやると一回でできるのに、ぼくたちがやると二三回かかるのはどうしてだろう」(健市)
と書いた子もいた。なかなかいい疑問である。
 これをそのままにするか、追究するかで今後が違ってくる。
 
  5月25日(火) 計測におけるシステム
 今日は、スポーツ記録会があった。スポーツテストと記録会をミックスさせてようなものである。
 私は、走り幅跳びの計測を担当した。
 補助になる子どもたちを指導する。
    役割を分担する。→つま先の位置に0をあわせる、計測する、記録を記録者に伝える。砂場をならす
 このようにやった。
 ポイントは、記録を記録者に伝える係をつくったことである。
 計測を担当したもう一人の先生は、この係をつくらなかった。けっかとして、記録が(記録者に)伝わらないことがあり、何回か計り直しをしていた。
 いくら近くに記録者がいたとしてもダメなのである。一人二役(計測する、記録を伝える)は、難しい。
 一人一役なら、集中できる。計測する子は、計って「○○」といえばいい。記録を伝える子は、それだけをやればいい。

 私が担当した方は、確実に記録が伝わった。
 これは、システムの違いである。
 ちょっとの違いが、結果として大きな差になった。
 
  5月24日(月) ゆっくり、美的に
 マット運動をやっている。
 側転は、だいぶうまくなってきた。
 しかし、美的ではない。指先、つま先、肘、膝の意識が薄い。ここらへんがよくなると美しくなるのだが…
 
 連続してできるようになった子には、素速く回転するようにいう。
 それができた子には、逆にゆっくり回転するようにいう。
 
 ゆっくりやるのは難しい。スピードでごまかしていた部分が浮き彫りにされる。ごまかしがきかなくなるからである。
 
  5月21日(金) 修学旅行の発表会 リズムとテンポ
 今日は、修学旅行の発表会。グループ懇談会のかわりである。
 私が昨日見た限りにおいては、準備不足。
  練習が足りない(本番通りにやったのは、昨日が初めてなので)
  内容が薄い(劇あり、クイズあり けっこうおもしろいが、内容が薄い)

 子どもたちはがんばった。以前よりもずっとよくなっていた。しかし、練習が足りない。月曜日から準備を始めたので、しかたがないのだが…
 細かいところでのつめができていないのである。けっかとして、場面場うつるとき間があく。あきすぎる。
 1つ1つはおもしろいのだが…
 間について、子どもたちはまだまだわかっていない。
 昨日の集会と同様である。
 授業でも同様である。
 リズムとテンポを意識していない。
 
  5月20日(木) すらすら音読
 『かもの卵』(国語 日本書籍 6年)に入る。
 今日は、すらすら音読をさせる。これは、1分間に350字くらいのスピードで読むというものである(かつて、市毛勝雄氏に教わった方法)。
「これから、音読をします。1分間です。やめといわれたら、読んだところの終わりに線を引きなさい」
 1分間音読させる。
 1分後
「何文字読んだか、数えなさい」
 子どもたちの実力は、240字〜480字。一人ひとりを見ると、はたして、私の予想通りだった。
 ちなみに、私は640字であった。
 1分間350字のペースで読んでみた。かなりゆとりを持って読める。やや速いが十分表現しながら読めるスピードである。
 最低ライン 1分350字 これが、基準である。まだまだだ。

 認識の甘さ
 今日は、児童集会があった。昨日、こうなるだろう結果を予測した。担当の子(集会体育委員)にいっておいた。
 一応、練習させたのだが…6年生だけだったので…
 本番、三択クイズを読んだのは5年生だった。練習しなかったのだろう。たどたどしい、声が小さい、視線は下向き、みんなが移動中に「もう一度いいます」など、基本がまるっきりなっていない。
 どうして大切な役を5年生にやらせるのか…
 これ以外にも、ミスだらけであった。
 入念に準備して、初めてスムーズにいく。それがまだまだわかっていない。「これくらいでいいだろう」とたかをくくっているのである。
 集団の動かし方を教えているのだが、まだできない(できるようになった子もいるが)。もっとも、教師にだってできない人はたくさんいるのだから…しかたがないか…
 
  5月19日(水) プラスα
 『人と動物の体』(教科でいえば理科)の学習に入る。
「人や動物が生きるためには何が必要か」
について書かせる。
 途中で、
「課題に対して、○○が必要と書くだけじゃいけませんよ」
 子どもたちは何をいわれているかわかっている。+αを書かなければ力はつかない。

 例  人には必要だが動物には必要ではないもの
    動物には必要だが人には必要ではないもの
    植物と比べてみる
    どうしてそれが必要なのか
    
    生きるについて→これはどういう意味か→生命を維持する、精神的に生きるとは

 教材研究
 この単元は、(いつもそうなのだが)他の学習と関連づけて考えさせたい。
  ・人間、動物、植物の共存・共生
  ・共生とは→学級、学校、村、日本、世界(環境問題)
  ・呼吸の深い意味
     腹式呼吸を意識的に実践
 
  5月18日(火) 復活
 子どもたちは元の状態に戻った。昨日とはえらい違いである。
 修学旅行でお世話になった人たちに、お礼状発送(子どもたちが書いたもの)。

 昨日の状態を見て、システムを変更する。悪いときでもそれなりにできるようにした。
  

以前

変更後

・給食後、自問ノートを書く。
・掃除は、1日交代。
・給食後、自問ノートを書かない。
・給食中に次のことをする。
  掃除の打ち合わせ
  ビー玉貯金(今日よかったところの発表)
・掃除は、1週間同じ場所。
・自問ノートは、掃除が終わってから書く。

 この方がいい。今の段階では。
 
  5月17日(月)  あららー
 今日の子どもたちは、朝からおかしかった。
 いつもなら、朝会の開始時刻2分前には整列しているのだ…チャイムが鳴ってもこない。
 遅れること30秒。1〜5年生を待たせてしまった。初めてのことである。
 教室で理由を聴く。自問ノートをやっていて遅れたという。
 給食準備。これも時間がかかった。
 掃除、しゃべったりふざけたりする班があった。
 これらも、めったにないことである。

 調子が悪いときほど、実力が出る。
 まだまだである。
 
  5月15日(土) まとめ
 修学旅行のまとめをする。
私に指示されなくても、始めていた。
「修学旅行でよくできたことをいってください」
日直がいう。
 少し間が空いたが、それからはどんどん発言していった。

 お礼状を書かせる。
   お礼をするのは当然
   ていねいよりもスピード
   心を込めて

 というようなことを話す。
 やってもらって当然と思われては困る。
「藤井先生は、3時間かけてみんなに会いにきてくれました。往復6時間、みんなでいえば、大島から竹芝までの時間をかけてきてくれたんですよ」
「長瀬先生は、修学旅行の下見、個人面談と、今週は大忙しだったのです。その中で時間をつくってきてくれたんです」
というように、いくつか例をあげた。
 周りの人の協力があって初めて成功したということを、感じてほしかったのである。

 付き添いの先生方にもお礼状を持って行かせた。
 校長先生は、すぐに返事を下さった。さすがである。

 今日、6年生を代表して石野田耕史君と石田大海君から手紙をいただきました。ありがとうございました。
 私も修学旅行や移動教室には数えきれないほど行っていますが、皆さんほどきちんとできた6年生はあまりありませんでした。日本中のどの6年生と比べても劣らないすばらしいものをもっていると思っています。
 集団で活動したり行動する場合、自分をコントロールする事が大事です。そして自分の力を発揮する時は堂々と力いっぱい力を出す…これも大切なことです。
 これから卒業へ向かっての新たな一日一日がスタートします。皆さんはこれから中学3年まで一緒に学び一緒に行動します。今までの神津にないすばらしいクラスをつくれることと期待しています。
 
  5月11日〜14日 修学旅行奮戦記

 これから書いていこう。
 
  5月10日(土) 前日準備
 修学旅行の前日。
 荷物検査は、それぞれ班でやらせる。
 班ごとにミーティング、シュミレーション。
 係ごとにミーティング、シュミレーション。

 診療所へ。前日検診ある。
 学校から診療所まで、班ごとに行く。
 しゃべる子が本当に少ない。列もそろっている。以前に比べて段違いによくなってきている。
 診療所に着く。
 靴をきちんとそろえる子どもたち。
 待っている間に、雑誌や本をきちんとそろえていた。
 終わって待っている間、班ごとにミーティングをしていた。
 
 いよいよ本番。
 
  5月7日(金) 密度を濃くする
 修学旅行の準備。ここらで氣を入れる。
 子どもたちは、班で、係で話し合いをしている。しかし、私から見ると、まるでなってない。中途半端なのである。甘いのである。
「今日は、シュミレーションをします。1日目の担当はA班ですね。やってもらいます」
 A班を前に出させる。
「それでは、出発式からいきましょう。翔太君から、自分が何を担当するかいってください」
「ぼくは、司会担当です」
「ぼくも、司会担当です」
「私は、はじめの言葉をいいます」
 なかなかいい。きちんと決まっているようである。まずはよし。
「それでは、次に、船の中にいきます。熱海で降りる前、何をしますか」
「…」
「司会は誰ですか。片づけを指示するのは誰ですか。トイレに行くように念を押すのは誰ですか」
「…」
「熱海港に着きました。どのように並ばせますか。何を指示しますか」
 このように畳みかけていく。
「…」
 A班は、答えられない。
「考えていませんね。たとえば、私が今いったことを1つひとつ決めること、そして練習することができていませんね。いったい、何を話し合っていたのですか」
 やや厳しくいう。
 まだまだ、何を話し合うか わかっていない。
「各班で話し合いなさい」
 
 その後の話し合いは、集中度・密度が違ってきた。中身が具体的になった。
 ようやく、少しわかってきたか。話し合いというものが。
 
 
 
5月6日(木) 密度濃い1日
 連休の狭間で、子どもたちの調子は今ひとつだった。いつもにくらべ、動きがスロー。しかし、密度は濃かった。

 朝…補教
 音読を指導する。声が出なかったのだが、10分すると、別人のように声が出るようになった。棒読みががらりと変わった。

 第1回目のクラブ(本日おこなわれる)に向けて、準備をさせる。
   クラブ長など役目を決める。
   1回目のクラブで何を決めるか、話し合うかを考える。
   担当の先生と打ち合わせをする。
   その他いろいろ。

 音読…作文教材を使い音読指導。
      会話文。主人公とその姉の読み分け。

 算数…『分数のかけ算・わり算』の復習。

 国語…『旗』の作文(解釈文)を書かせる。

 社会…国会について

 認識の授業…杉渕実践の中核

 音楽…授業を参観。後でアドバイス(音楽の先生が、新採のため)
       指示の仕方…言い換えをしない。確認する。
       姿勢…歌わせるときの姿勢
       その他いろいろ
 
 修学旅行準備…いろいろ。リュックサックを配る。
           手続き。

 歌…『タンホイザー行進曲』

 クラブ…私はパソコンクラブ担当。
 
 
  5月2〜5日
 連休。出島
 
  5月1日(土) 修学旅行準備
 修学旅行で、国会を見学する。そのため、国会について学習。
 身近なところで考えさせる。「学校でいうと…」「学級でいうと…」など。
 例をあげて考えさせた。
 
     
  30日(金)   修学旅行準備
 研究授業も終わり、修学旅行の本格的準備を始める。
 
  28日(水)   校内研 公開授業
 今日は校内研。
  4時間目 音読の授業(25分)
  5時間目 歌の授業(25分)
をおこなった。

 音読の授業
  いろいろな方法を見ていただく。
   一斉音読
   グループ音読
   指名なし音読
   表現読み

 歌の授業
   一斉
   男女別
   ソロ
   ペア

 子どもたちは大勢の参観者の前で、堂々と音読した。歌った。特に、いつもは引っ込みがちな女の子が積極的に前にでた。
 子どもたちの成長を実感した。


 続く。
 
  27日(火)   準備の大切さ
 今日は、委員会活動の2回目。昨日今日と準備をさせた。2回目の委員会で何をするか、何を決めるかなど、考えさせたのである。そして、練習させた。
 そのかいがあって、けっこううまくいったようである。
 私の受け持っている委員会も、よくやっていた。
 やはり、準備が大切。
 
  26日(月)   実力の証明!
 久ぶりに、テストをした。6年生になって初めてである。『分数のかけ算・わり算』のテストである。
 私の予想以上に子どもたちのできがよかった。100点続出。
「おーっ。できるようになったなー」
と感動した。
 私の学級は、いつもなら平均点が90点以下になったことがない。しかし、この子たちは、悲惨も悲惨…
 教えても教えても、練習させてもさせても…ざるのように抜けてしまい、テストはまったくできなかった。
 2月の学力検査ころから、グンと実力がついてきた。ミスが少なくなった。
 けっこういけるとは思ったが…初めて平均90点を越した。
 よくやったぞ!
 
  23日(金)   授業公開
 今日は、新採の人が授業を見にきた。国語をやってほしいとのことだった。しかし、その先生が音楽専科なので、歌指導を見せることにした。
「どうして、あんなに集中してできるのですか!」
「1時間だれないで、上達したのがはっきりわかりました」
とのこと。
 参考になってよかった。
 
  22日(木)   全校遠足
 今日は全校遠足。長浜へ。
 6年生は1年生と一緒に行動した。行きはよく面倒をみていたのだが…
 浜について遊び始めると、勝手な行動をとる子がでてきた。6年生だけで野球をしたり、鬼ごっこをしたりしているのである。弁当を食べるときも、自分はさっさと食べてしまい遊びに行く。 
 この子たちを呼んで、注意する。
 はじめは、どうして注意されているのかわからなかったようである。「下級生の面倒をみる」ということがどういうことなのかわかっていないのである。いわれて初めて氣づいたようである。この認識の甘さ。
 もちろん、わかっている子の方が多かった。80パーセントの子は、実によく面倒をみていた。
 6年生としての自覚を持っているかどうかがあらわになった日だった。
 
  21日(水)   公開授業に向けて
 校内研で、授業することになった。28日である。今日から、その単元に入った。『旗』(杉みき子)という教材である。音読させる。読みにくい文章である。子どもたちにとっては難しいかな。しかし、それだけにいい練習になるだろう。
 
  20日(火)   コンサートホール発見
 体育の授業。マット運動連続技。終わりの5分を使って歌の練習をする。体育館で歌うときも、けっこう声が出るようになった。一人ずつ歌わせる。
 教室に戻る途中、プレイルームによった。3月までは教室だったところである(1学級減になったので、ここはあき教室になったのである)。
 歌わせると、響くこと響くこと。
「これが響くということです」
 一人ひとり歌ったのだが、いつもの倍くらいよい!
 いい練習場所が見つかった。
 
  19日(月)   修学旅行の準備
 5月11日から修学旅行。今日から準備を始める。班を決める。役割分担。
 それにしても、忙しい。全校遠足の準備と並行して行う。
 
  17日(土)   地区班編制
 いろいろな先生方に聴いたところ、6年生はよくやったととのことだった。
 ホッとするまもなく、全校遠足の準備を始める。6年生は1年生とペアで行動する。そのための計画を立てるのである。
 
  16日(金)   地区班編制
に向けて

 明日は、地区班の集まりがある。6年生が司会をする。そこで、地区班ごとに、明日の練習をさせた。入念に準備しないと、上手くできない。1〜5年生を仕切らなければならない。
 班長、副班長は前に立つ。それ以外の子は、1〜5年生を静かにさせる。このように、役割を分担させた。
 シュミレーション。なかなかうまくいかない。
 明日はどうなる…
 
  15日(木)  長浜祭り
 村をあげてのお祭りのため、2時間授業で終わり。その2時間も、身体計測である。このへんが、神津らしいところである。
 小学校職員も、ドンタクはウスでバーベキュー。
 
  14日(水)  基本に戻る
 音読の授業。『しおさい』という音読集を使っている。今やっているのは『お経』というおもしろい詩である。
 詩はおもしろいのだが、子どもたちが読むとおもしろくない。お経という感じがでていないのである。
 私がやってみせる。本職顔負けのお経である。ハハハ。
 子どもたちの読みが変わった。
  1 腹から声を出す
  2 自分から立って読む
  3 自分の読みで読む
という(以前に指導した)ことをもう一度指導する。
 
  13日(火) 開校記念日  
  12日(月) バックグラウンドづくり
 社会科の授業。歴史の導入。
「まずは、『まんが日本の歴史』を10冊読みましょう。どの本でもいいです」
 実態調査で、愕然とした。豊臣秀吉を知らない子がなんと、80パーセント以上もいる…
 授業以前の下地づくりをすることにしたのである。
 
  9日(金) 最上級生の自覚
 5,6年生合同委員会オリエンテーションをおこなった。6年生は、前日に委員長、副委員長、書記を決めてある。5年生の前で、「ぼくは、図書委員会の委員長に立候補した○○です。目標は〜」というようにあいさつしていく。
 体育館中に響く声を出した子もいた。以前だったらこうはいかなかっただろう。
 最上級生の自覚が子どもたちを変えた。
 
  8日(木) 授業スタート
 今日から授業。
 算数から入る。『分数のかけ算』である。
 私が一通りやり方を説明する。
「それでは、教科書をやってみましょう」
 自分の力で問題を解く。
 初めての授業 どの子もノートの使い方がていねいだった。

 表現の授業 音読と歌。今年度は、レベルアップをはかりたい。
  1 声量アップ
  2 響かせる
  3 イメージの表現

 一人ひとり発声させたのだが、以前よりずっとよくなっている。
 きちんと練習すれば、もっともっと伸びるだろう。
 
  7日(水) かたづけ
 入学式での態度。よかった。代表の言葉もしっかりいえた。
 かたづけ。素速くできた。わずか20分あまりで会場をかたづけてしまった。しゃべったりふざけたりしないので、作業がはかどるのである。
 
  6日(火) 聴く態度
 始業式。
 話を聴く態度がすばらしくよかった。さすが、最上級生である。
 入学式の準備。
 実に手際がいい。素速い。
 
  5日(月)
 前日出勤。午後、子どもたちと一緒に机・いす・ロッカーの移動。そして、入学式の準備をした。それなりにやっているのだが、私にはひどくスローに感じる。もちろん、素速く行動している子もいる。
 時間のわりに作業の進行が遅い。休みぼけか。
 いや、そうではない。何人か集まるとスピードダウンするのである。
 その傾向が強いのは女子である。
 教室のセッティングもする。だいぶ片づいた。
 
  4月4日(日)
 もうすぐ始業式。3年間同じ学級を受け持つのは初めてである。彼らは最上級生。