子どもを伸ばすために
子どもをほめる。
ひたすらほめる。
いいところを見つけてほめまくる。
・その子のよさをほめる
・その子が氣づいていないよさを見つけてほめる
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子どもの生命エネルギーを引き出しましょう。
そのためには、ほめることです。
プラスの面に目を向け、肯定的にとらえることです。
ほめられた子は、エネルギーが出てきます。
枝葉末節な欠点は、自然治癒します。
ところが…なかなかほめられません。
やってみるとわかります。
何をほめるか…
ほめるところなんてないじゃないか…
第一の壁です。
多くの方は、マイナス思考になっています。
減点法です。
このような考え方では、いいところは見つかりません。
なぜって、悪いことをさがそうとしているからです。
※という私も、ときどきこうなります。
氣持ちに余裕がないとこうなりますね。
ほめるとは感動することなり
ほめるのではなくおだてる、おべっかをいうなど、変形させてしまいます。
ほめるとは、心から感動することです。
子どもの活動に価値を見いだすということです。
「なんだ、そんなもの」「なんだ、そんなこと」
ということに、価値を見いだすのです。
教師の感性がポイントです。
子どもをほめる大前提は、自分をほめることです。
もちろん、欠点はあるでしょう。
たりない点も多いでしょう。
※私など、たくさんあります。
しかし…
いい点を見つけ、ほめるのです。
有森選手ではありませんが、自分をほめるのです。
自分をほめられない人は、子どもをほめられません。
わずかな微細なことの中に、価値を見出すのです。
まずは、自分が動くことです。
・掃除
・片づけ
・整理
その他いろいろ、子どもにやらせず自分がやることです。
※これからの杉渕流実践の中心は、「感動」です。
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声をかける
必ず、毎日声をかけます。
毎日続けていると、微妙な変化が感じられるようになります。
ホントにちょっとしたことが、察知できるようになります。
毎日、一人ひとりに声をかけましょう。
・授業中
・それ以外
はやければ、2週間で変わってきます。
ちなみに、教育実習生は3週間でマスターしました。
やる氣があれば、3週間で基本を覚えることができます。
やるかやらないか なんです。
決定的な違いは。
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「100倍細かく」「ほめる」
1 どうしてほめるのか。子どもを伸ばすためである。
2 ほめると、子どもはやる氣になる。
3 元氣になる。
4 またやろうという氣になる。意欲の継続。
5 自分を認められてうれしくなる。
6 ほめられると、先生のことを好きになる。
7 ほめてくれる人のいうことはよく聴くようになる。
8 わずかなことでも、ほめられるとうれしい。
9 ほめられると、子どもの目が輝く。
10 好きな人にほめられると、いっそううれしくなる。
11 嫌いな人にほめられても、悪い氣はしない。
12 ほめられると、後が怖い。ははは。裏があると感じる場合もある。
13 作為的なほめ言葉は、すぐに見抜かれる。
14 作為的なほめ言葉、子どもは直観で見抜く。
15 本心からほめたとき、子どもの心にすーっと入る。
16 おもわずほめてしまう。これが本心。
17 ほめるとは、感動の表出である。
18 言葉でほめる。
19 目でほめる。
20 顔(表情)でほめる。
21 手でほめる。
22 躰全体でほめる。
23 涙を流す。
24 握手する。
25 だきしめる。
26 肩をだく。
27 たかいたかいをする(低学年の場合)
28 ぼそっとほめる。
29 言葉にエネルギーをのせる。
30 相手の目を見てほめる。
31 ほめるとは、子どものわずかな変化をとらえることである。
32 毎日見ていると、ほめることが見つかる。
33 ほめようと意識しないと、なかなか見えてこない。
34 ほめようと意識すると、ぎこちなくなる。
35 意識すると、わざとらしくなる。
36 続けると、ぎこちなさ、わざとらしさがなくなってくる。
37 無意識でほめることがある。
38 ほめるではなく、ハッと氣づいたときは言葉が出ていた、これぞ本物。
39 ほめるではなく、ほめてしまう。
40 ほめるとは、子どもの長所を見つけること。
41 ほめるとは、子どもを肯定的に見ること。
42 ほめることは、人間関係の基本原則。→もっと奥さんをほめること(^_^;
43 1にほめる、2にほめる、34がなくて、5にほめる。
44 ほめてほめてほめまくる。
45 どんな子でも、ほめまくると、少しずつ変わってくる。
46 後で効いてくるほめかたもある。
47 暗示もほめ言葉である。
48 予言しよう。「君はすごくなる」
49 教師は予言者になるべきである。→子どもの未来の姿を見てほめる。
50 容姿をほめる。
51 行動をほめる。
52 内面をほめる。
53 努力をほめる。
54 取り組みの過程をほめる。
55 成果をほめる。
56 わずかな成長もほめる。
57 先取りしてほめる。
58 間接的にほめる。
59 その子の親をほめる。
60 その子の所属している団体をほめる。
61 その子の友だちをほめる。
62 陰でその子をほめる。親にいう。友だちにいう。他の先生方にいう。
63 その子が自分で氣づいていないよさをほめる。
64 まわりがその子を見ている概念をくずすほめ方をしよう。
65 ほめることは、自分をさらけ出すことである。自分の見方、考え方がもろに出る。
66 自分の器以上にはほめられない。
66 自分の発想が貧困であれば、ほめることがワンパターンになる。
67 感動しない人は、ほめられない。
68 ほめるには、感性が必要である。
69 (私のように)感性が鈍い人は、磨けばいい。
70 見方、考え方を広げると、ほめ言葉が違ってくる。
71 見方、考え方を深めると、ほめ言葉に重みが出てくる。
72 見方、考え方を高めると、ほめ言葉が光るようになる。
73 自分をほめられない人は、子どもをほめられない。
74 比較してほめないこと。
75 相対的にほめるのと、絶対的にほめるのは、同じように見えても天と地ほど違う。
76 自分の基準でほめていないか。
77 自分の「ほめる」基準、尺度を見直そう。
78 自分に都合のいいことのみほめていないか。
79 自分の意にあったことだけ、ほめていないか。
80 当たり前だと思って、ほめていないことはないか。
81 自分がほめられた体験を思い出すと、子どもの氣持ちがわかる。
82 たった1つほめられたことが一生心に残っていることあり。
83 ほめるとは、子どもを活かすことである。
84 ほめるとは、子どもに「生きる力」を与えることである。
85 ほめるタイミングが問題である。→タイミングが命。
86 遅くてもダメ、はやくてもだめ、ピンポイント。
87 タイミングをつかむことに、全神経を集中せよ。
88 心からほめるとは、子どもの反応を氣にしないことである。
89 ほめたらすぐ忘れる。→過度の期待はプレッシャーになる。
90 ほめることで、子どもをコントロールしてはいけない。
91 だれでも、無意識のうちに(ほめることで)子どもをコントロールしようとしている。
92 自分に都合のいいことだけをほめるな。
93 怒りたいとき、むっとしたときこそ、ほめる材料が隠されている。
94 難しく考えない。とにかくほめる。
95 ほめるとは、具体的な行動である。
96 子どもに伝わるほめ方を工夫しよう。
97 自分の最初の子は、手放しでほめる。これがほめること。→裏に何もない。
98 ほめればほめるほどダメになる場合もあり。→状況判断。
99 怒ったことが、ほめることになる場合もある。
100 ほめることで一番変わるのは、あなた自身である。
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授業でほめる
1 授業前にほめる。
2 教科書をもってきたことをほめる。
3 ノートをもってきたことをほめる。
4 筆箱をもってきたことをほめる。
5 鉛筆をもってきたことをほめる。
6 消しゴムをもってきたことをほめる。
7 下敷きをもってきたことをほめる。
8 赤鉛筆をもってきたことをほめる。
9 定規をもってきたことをほめる。
10 チャイムが鳴ったら、教室に戻ってきたことをほめる。
11 チャイム着席していることをほめる。
12 指示されて教科書やノートを出したことをほめる。
13 指示されて教科書やノートをはやく出したことをほめる。
14 指示なしで教科書やノートを出していたことをほめる。
15 指示されて教科書を開いたことをほめる。
16 指示されてノートを開いたことをほめる。
17 指示なしで教科書を開いたことをほめる。
18 指示なしでノートを開いたことをほめる。
19 指示されて準備できたことをほめる。
20 指示なしで準備できたことを大いにほめる。
21 指示を聴いていることをほめる。
22 指示を3回で聴けたことをほめる。
23 指示を2回で聴けたことをほめる。
24 ふざけているのに指示を聴けたことをほめる。
25 友だちの動きを見て、準備したことをほめる。
26 指示を1回で聴けたことを大いにほめる。
27 指示なしで準備できたことを、「○○君を見てごらん。すごい」というように、全体に知らせてほめる。
28 「どこやるんだっけ」といった子を、ほめる。
29 「今日は、○ページやる」とわかっている子を大いにほめる。
30 今日やることはこれだ と黒板に書いてあることを見た子をほめる。
31 今日やることがはっきりわかっている子を激賞する。
32 復習してきた子をほめる。
33 予習してきた子をほめる。
34 復習してきたことをほめる。
35 ていねいに書いてきたことをほめる。
36 たくさんやってきたことをほめる。
37 準備の大切さがわかっていることをほめる。
38 やる氣ある表情をしている子をほめる。
39 ほめられた子を見てすぐに反応した子をほめる。
40 姿勢がいいことをほめる。
41 両足の裏がきちんと床に着いている子をほめる。
42 背筋をまっすぐにしている子をほめる。
43 足をきちんと閉じている子をほめる(女の子)。
44 口を結んでいる子をほめる。
45 教師の方を見ている子をほめる。
46 返事が大きい子をほめる。
47 返事が小さい子をほめる。「恥ずかしがらずに声を出したね」
48 「算数、いやだなー」といった子をほめる。→「いやなのにやろうとしている。すばらしい」
49 しゃべっている子をほめる。→「みんなの集中力を試している!」
50 騒いでいる子をほめる。→「君はエネルギーがすごい!」
51 教師に反抗する子をほめる。→「自分の意志をはっきり表現している」
52 「わかんないよー」といった子をほめる。
53 「できないよー」といった子をほめる。「きちんといったのがいい」
54 ノートに日付を書いた子をほめる。「いつやったかすぐわかるね」「後
で、復習しようとしているね」
55 ノートに、やっているところのページを書いた子をほめる。「どこをやっているか、すぐわかるね」「後で見ても、ぱっとわかるね」
56 問題を書いた子をほめる。「頭の中でやろうとせず、書いて正確にやろうとしている」
57 問題を書かない子をほめる。「先生を頼りにしてくれているね」
58 答えを書いた子をほめる。
59 答えを書かない子をほめる。「不正確なことは書かない、きちんとやろうとしているね」
60 補助計算を書いた子をほめる。「簡単なこともおろそかにしないね」
61 補助計算を書かない子をほめる。「書かなくてもできるのがすごい」
62 ていねいに書いている子をほめる。「字がていねいだ」
63 字が汚い子をほめる。「これからうまくなるぞ。君には素質がある」
64 字が雑な子をほめる。「頭の中はていねいだ」
65 題名を書いたことをほめる。
66 指示で音読した子をほめる。
67 スラスラ読んでいる子をほめる。
68 たどたどしい読みをしている子をほめる。「これからうまくなるぞ」
69 はやく読んだ子をほめる。「もう1回読もうとしているね」
70 ゆっくり読んだ子をほめる。「じっくりていねいに読んだね」
71 声が大きい子をほめる。
72 声が小さい子をほめる。「声を出そうと努力しているね」
73 口を大きく開けて読んでいる子をほめる。
74 口を開けていない子をほめる。「もう少し口を開けたら、うますぎちゃう」
75 表情がいい子をほめる。「女優さんみたいだ。デビュー前にサインしてよ」
76 無表情な子をほめる。「よくそれだけ声だけで表現できるね」
77 教科書から目を離して読んでいる子をほめる。
78 教科書を見っぱなしの子をほめる。「正確に読もうとしているね」
79 最後まで読んだ子をほめる。
80 途中でイヤになってしまった子をほめる。「よくここまでがんばったね」
81 指示されて、ノートに考えを書いた子をほめる。
82 かけない子をほめる。「考えすぎるくらい考えてかけなくなったんだね」
83 1つ書いた子をほめる。「まずは、1つ書くことが大切だってわかっている」
84 2つ書いた子をほめる。「1つ書いて満足しない。向上心がある」
85 3つ書いた子をほめる。「2つでも満足しない。やる氣がある」
86 4つ書いた子をほめる。「すごい、追究しようとしている」
87 5つ書いた子をほめる。「すごい、10書こうとしている。目標を決めて書いているのがすばらしい」
88 発言した子をほめる。「勇氣をだして、恥ずかしがる自分に勝ったね」
89 発言しない子をほめる。「発言しようかするのよそうか、心の中で戦っている」
90 何度も発言した子をほめる。「自分の手で授業をつくろうとしている」
91 1回も発言しない子をほめる。「よく聴いていたね」
92 「ぼくも」と「も」を使った子をほめる。
93 人の真似をした子をほめる。「いいところはすぐに真似する、その行動力がすごい」
94 オリジナルな意見を述べた子をほめる。「人と違う視点からものを見る
ことができる」
95 友だちの発言をしゃべって聴いている子をほめる。「同時に2つのことができる。聖徳太子並だ」
96 友だちの発言を聴いている子をほめる。「君は何が大切かわかっている」
97 友だちの発言をうなずいて聴いている子をほめる。「反応しているね。
聴いていることが話し手に伝わるね」
98 話し手の目を見て聴いている子をほめる。「そんな目で見られたら、すごく話しやすい。話してよかったと思うよ」
99 真剣に聴いている子をほめる。「君は一生の財産を手に入れたね」
100 友だちの発言を聴いて、それを受けて発言した子をほめる。「聴くだけ
でなく、それを活かして考えたね。しかも、それをみんなに伝えたね」
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子どもを伸ばす評価
評価は、子どもの伸ばすためにするべき
私は、このように思っています。
子どもをやる氣にさせる評価をすべきでしょう。
たとえば、通知表。
その子の実力を「正当に」評価する。
・医者でいえば「あなたは癌ですよ」という。
・占い師でいえば「あなたは、これから不幸になる」という。
もしかしたら、その通りかもしれません。
でも、そんなことをいわれてやる氣が出る子はいるでしょうか。
おそらくいないでしょう。
私は、少林寺拳法をやっていました。
後輩の試験に付き添っていきます。
どう見ても、うちの部員がダントツでいいのに…
うちの部員だけが不合格。
ものすごい差別を受けたことがあります。
評価は、「人による」
中学時代、美術はAでした。
しかし、その先生が転勤し違う人になったら、C。
どういうことでしょう。
そして、今。
教育界は、「いいものはいい」と評価されませんね。
ということで、私はトラウマをもっているのです(笑)
評価に関しては、敏感なのです。
ですから、子どもたちが「よーしやるぞ」となる評価をしたいんです。
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